最終話の断罪イベントから始まる、異色の「1日逆転劇」。
悪役令嬢アレクサンドラが、残りわずか24時間で破滅フラグを次々と潰していく“ざまぁRTA”が痛快すぎる！婚約破棄劇の裏側に隠された駆け引きと小気味いい報復劇を、3巻完結の漫画版からたっぷりレビューします。
あらすじ（ネタバレ最小）
残り一日で破滅フラグ全部へし折ります 1 ざまぁRTA記録24Hr.
[原作]福留しゅん [キャラクター原案・漫画]天城望
物語は最終話の断罪イベントから幕を開ける。
王太子アルフォンソから婚約破棄を告げられるも、アレクサンドラはまったく動じない――すでに1日前から準備していたのだ。
時は24時間前。
公爵家令嬢のアレクサンドラは、自室で前世の記憶を思い出す。ここは前世でプレイしていた乙女ゲーム「どきエデ」の世界。しかも翌日の交流会で婚約破棄が行われる未来が確定している。さらに回避可能な“逆ハーレムエンド”は、大嫌いなヒロイン・ルシアと友情を結ぶ展開になるため、断固として避けたい。
限られた時間の中で、アレクサンドラは知識と行動力を駆使し、破滅フラグを徹底的に叩き潰すことを決意する。
作品基本情報
| タイトル | 残り一日で破滅フラグ全部へし折ります ざまぁRTA記録24Hr. |
| 原作/作画 | 福留しゅん/天城望 |
| 出版社 / 掲載誌 | KADOKAWA/FLOS COMIC |
| ジャンル | 悪役令嬢、婚約破棄、ざまぁ、断罪 |
| 巻数 | 3巻完結 |
| アニメ・映画展開 | なし |
世界観と舞台設定
物語の舞台は、半島に位置するタラコネンシス王国。
この国では王妃は公爵家の娘と決まっており、アレクサンドラはその候補者。
主な活動の場となる学園は、貴族の子息・令嬢が通う格式高い場所です。
しかしこの世界は前世で遊んだ乙女ゲーム「どきエデ」そのものであり、主人公はゲームの知識をフル活用して未来を変える。
作品の魅力
残り一日で破滅フラグ全部へし折ります 2 ざまぁRTA記録24Hr.
[原作]福留しゅん [キャラクター原案・漫画]天城望
限られた時間の中で繰り広げられる、怒涛の破滅フラグ潰し。
そのスピード感と、悪役令嬢ならではの容赦ない手口、そして最後に訪れる鮮やかなざまぁ展開は、ページをめくる手を止めさせません。短期決戦ならではの痛快感を、ぜひ体感してください。
24時間で仕掛ける破滅フラグ潰し作戦
時間はたったの1日。アレクサンドラは婚約破棄と逆ハーレムエンドを回避するため、アルフォンソを含む攻略対象8名を交流会から遠ざける計画を立てる。
その手段は容赦なく、風邪をひかせたり、下剤で戦線離脱させたりと手段を選ばない。短期決戦だからこそのテンポの良さが魅力です。
ざまぁの爽快感MAXな結末
交流会当日、アルフォンソの味方は誰一人現れず、両親である国王と王妃すらアレクサンドラを擁護。
結果、アルフォンソは戦地送り、ルシアは修道院送りという鮮やかな“ざまぁ”が成立する。最後まで主人公の勝利感が濃厚に描かれている。
キャラ同士の掛け合いと皮肉
断罪イベントでのアレクサンドラとアルフォンソの口論は必見。
過去の非を突かれつつも、「浮気しなければこんなことにはならなかった」と切り返す姿が痛快。
感情的になったアルフォンソが、場面はスカッと感たっぷり。
見どころ・注目シーン
残り一日で破滅フラグ全部へし折ります 3 ざまぁRTA記録24Hr.
[原作]福留しゅん [キャラクター原案・漫画]天城望
- 風邪や下痢など、雑かつ効率的な攻略対象潰し。（2巻11話）
- 断罪イベントでの正論パンチの応酬。（3巻15話）
- アルフォンソの孤立と最後の制裁（戦地送り／修道院送り）。
こんな人におすすめ
- 悪役令嬢ものの痛快ざまぁ展開が好きな人
- 婚約破棄・断罪イベントが大好物な人
- スピード感ある短期決戦の物語を楽しみたい人
まとめ
「残り一日で破滅フラグ全部へし折ります」は、悪役令嬢ジャンルの中でも珍しい“タイムアタック型ざまぁ”。
断罪イベントを起点に過去へ遡る構成や、容赦ないフラグ潰しがテンポよく進み、読後はスカッと感で満たされること間違いなし。
短編ざまぁ作品の中でも完成度の高い一作です。
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