『FX戦士くるみちゃん』は、FX(外国為替証拠金取引)に挑む女子大生たちを描いた漫画です。
主人公の福賀くるみがFXを始めた大きな目的は、母親がFXで失った2,000万円を取り戻すこと。
かわいらしい絵柄とは裏腹に、少し利益が出たことでFXにのめり込んでいく高揚感や、損切りできないまま膨らんでいく含み損、強制ロスカットを前に「お願いだから上がって!」と祈るしかなくなる心理まで、FXの怖さがかなりリアルに描かれています。
筆者も実際にFXを経験したことがありますが、1日に数万円稼いで「FXって楽勝じゃん」と感じてしまう感覚には、思わず身に覚えがありました。
筆者は当初1~2巻を読んだ段階では、「リアルだけど、漫画だし最後はFXで儲けてハッピーエンドになるんだろう」と思っていました。しかし、発売中の9巻まで読み進めたことで、本作に対する印象は大きく変わっています。
この記事では、『FX戦士くるみちゃん』のあらすじや登場人物、原作漫画、アニメ情報をまとめながら、9巻まで読んで感じた見どころや作品の魅力についても紹介します。
「『FX戦士くるみちゃん』ってどんな漫画?」という方は、まずこの記事から作品の全体像をチェックしてみてください。
『FX戦士くるみちゃん』とは?
『FX戦士くるみちゃん』は、FX(外国為替証拠金取引)に挑む女子大生たちを描いた漫画です。
主人公は大学生の福賀くるみ。
一見すると、かわいい女子大生たちがお金を稼ぐ「ゆるい投資漫画」のようにも見えますが、その中身はかなり本格的。
FXで利益が出たときの高揚感から、含み損、損切り、強制ロスカットなど、実際のFXでも起こり得る出来事と、それに振り回される人間の心理が描かれています。
原作・作画・出版社など基本情報
どんな漫画?
ひと言で表すなら、「FXでお金を稼ぐ楽しさと、お金を失う怖さの両方を描いた漫画」です。
主人公・福賀くるみがFXを始める大きな理由は、母親がFXで失った2,000万円を取り戻すため。
くるみ自身もFXの世界へ足を踏み入れ、チャートの値動きに一喜一憂しながら利益を狙っていきます。
ただし、本作は「FXで簡単に大金持ちになる」という成功物語ではありません。
少し勝ったことで自信を持つ。負けても「そのうち戻る」と考えて損切りできない。含み損が増えるほど冷静な判断ができなくなっていく――。
かわいい絵柄やコミカルなやり取りを楽しみながら、読み進めるほどに「FXって怖い……」と思わされる作品でもあります。
『FX戦士くるみちゃん』のあらすじ

主人公の福賀くるみは、ごく普通の女子大生。
しかし、彼女にはどうしてもFXを始めたい理由がありました。
それは、母親がかつてFXで失った2,000万円を取り戻すこと。
大学生になったくるみは、アルバイトなどで貯めた資金を元手に、ついにFXの世界へ足を踏み入れます。
最初は分からないことだらけだったものの、取引を重ねるうちに利益を出すことにも成功。アルバイトなら何日も働かなければ稼げないような金額が、FXならわずかな時間で手に入る――。
その成功体験は、次第にくるみをFXの世界へ引き込んでいきます。
しかし、FXは勝っているときばかりではありません。
予想とは逆方向へ動く為替相場、膨らんでいく含み損、それでも「もう少し待てば戻るかもしれない」と損切りできない心理。
くるみは利益を得る喜びだけでなく、自分のお金が猛烈な勢いで増減するFXの恐ろしさも経験していくことになります。
さらに物語には、小金萌智子、山師芽吹、高根やす子など、くるみとは異なる考え方でお金やFXと向き合う女性たちも登場。
勝てば天国、負ければ地獄。
母親が失った2,000万円を取り戻すという目標を掲げたくるみは、果たしてFXでどこまで資産を増やすことができるのでしょうか・・・
『FX戦士くるみちゃん』の登場人物

『FX戦士くるみちゃん』には、主人公の福賀くるみをはじめ、さまざまな考え方でFXと向き合う人物が登場します。同じFXをしていても、資金の使い方やリスクに対する考え方はバラバラ。
ここでは、物語を理解するうえで特に重要な登場人物を紹介します。
福賀くるみ
本作の主人公。
母親がFXで失った2,000万円を自分の力で取り戻すことを目標にしています。
FXについて勉強を始めたのは、母親が亡くなった頃から。すぐに取引を始めたわけではなく、知識を身につけながらその時を待ち、20歳の誕生日に満を持してFXデビューします。
事前にしっかり勉強していたこともあり、まったくの無知からFXを始めた初心者というわけではありません。
しかし、知識があることと、実際に自分のお金が動く状況で冷静な判断ができることは別問題。
利益が出れば喜び、含み損が増えれば「きっと戻る」と願ってしまうなど、実際の取引を通してFXの難しさを経験していきます。
小金萌智子とは友人関係で、山師芽吹とも萌智子を通じて知り合います。
小金萌智子
くるみの友人で、FXの実力は作中でもトップクラス。
相場に振り回される人物が多い『FX戦士くるみちゃん』の中でも比較的冷静に取引しており、少なくとも原作9巻まででは、他の主要人物のような致命的な失敗を経験していません。
一方で、少々クセのある性格の持ち主。
表向きはくるみたちと仲良くしていますが、他人がFXで失敗する姿をどこか面白がっているような一面もあります。
そのため序盤では、「本当に友達なのか?」と思ってしまう場面も少なくありません。
ただ、物語が進むにつれて萌智子の違った一面も見えてきます。
単なる「性格の悪いFX上級者」では片付けられないところも、萌智子というキャラクターの面白さです。
山師芽吹
萌智子の知り合いで、彼女がFXで利益を出していることを知り、自身もFXを始めます。
萌智子から紹介されたくるみに取引について教えてもらい、くるみのアドバイス通りにトレードしたところ連戦連勝。
初心者とは思えないほど順調なスタートを切ります。
当然、勝ち続ければ「FXって簡単なのでは?」と思ってしまうもの。
成功体験を重ねた芽吹は、次第にFXの世界へ深くのめり込んでいくことになります。
『FX戦士くるみちゃん』の怖さを語るうえで、くるみと並んで非常に重要なキャラクターです。
高根やす子
山師芽吹の友人。
芽吹よりも先にFXを経験していますが、手痛い失敗から物語序盤でほぼFXから引退している状態です。
FXに対して楽観的ではなく、その危険性を身をもって知っている人物でもあります。
そして、やす子の大きな魅力が友達思いで情に厚いところ。
芽吹がFXによって苦しい状況に追い込まれても見捨てることなく、最後まで寄り添います。
お金によって人間の欲や弱さが次々と描かれる本作だからこそ、やす子の存在には救われるものがあります。
くるみの父
妻をFXが原因で亡くしているため、当然ながら娘のくるみにFXをしてほしくないという思いを持っています。
それでも、物語を通して変わらないのが娘への愛情です。
くるみがどのような状況になっても味方であり続ける人物で、本作における重要な家族の存在でもあります。
FXによって追い詰められていく人間だけでなく、その人を支える家族まで描いていることも、『FX戦士くるみちゃん』の印象的な部分です。
くるみの母
くるみがFXを始めるきっかけとなった人物。
物語開始時点ですでに亡くなっており、FXで2,000万円を失ったことが序盤から明らかにされています。
そのため現在の物語に直接登場する機会は多くありませんが、くるみの行動原理を理解するうえでは欠かせない存在です。
「どのように2,000万円もの損失を出してしまったのか?」については、原作6巻で詳しい経緯が描かれます。
くるみの母親のエピソードからも、少しの判断や感情の変化によってFXの損失が膨らんでいく、本作ならではの怖さが伝わってきます。
『FX戦士くるみちゃん』原作漫画は何巻まで?
『FX戦士くるみちゃん』の原作漫画は、2026年9月13日時点で1~9巻まで発売されています。
さらに、最新10巻が2026年9月18日に発売予定です。
筆者は現在発売されている1~9巻まですべて読了していますが、物語はまだ続いており、完結はしていません。
最新刊・完結状況
現在の刊行状況を簡単にまとめると、以下の通りです。
9巻まで読むと、主人公・福賀くるみを中心とした物語にはひとつの大きな区切りがつきます。
ただし、そこで作品自体が完結するわけではありません。
物語は新たな展開へ進んでいるため、「9巻で最終巻なの?」と思っている方は注意してください。
原作漫画を読むなら?
TVアニメから『FX戦士くるみちゃん』を知り、「原作漫画も読んでみたい」という方もいるでしょう。
原作では、FXを始めたばかりのくるみが少しずつ相場にのめり込んでいく過程はもちろん、アニメではどこまで描かれるか分からない、その先のエピソードも楽しめます。
特に本作は、巻数が進むにつれてFXの怖さや登場人物たちの心理描写が強烈になっていく作品です。
筆者自身も1~2巻を読んだ段階と9巻まで読み終えた現在では、作品に対する印象が大きく変わりました。
「何巻まで発売されている?」
「最新刊は何巻?」
「完結している?」
「各巻ではどんな展開が描かれる?」
といった原作漫画について詳しく知りたい方は、以下の記事でまとめて解説しています。
→ 『FX戦士くるみちゃん』漫画は何巻まで?最新刊・全巻・完結情報を解説
『FX戦士くるみちゃん』の見どころ・魅力

『FX戦士くるみちゃん』の魅力は、単に「FXを題材にした珍しい漫画」というだけではありません。
筆者が1~9巻まで読んで特に面白いと感じたのは、FXによってお金が増減するときの人間心理がとにかくリアルなことです。
FXを知らない人でも楽しめますが、実際に投資やFXを経験したことがある人なら、「分かる……」と思ってしまう場面も多いはず。
ここでは、原作を読んで感じた4つの見どころを紹介します。
FXにのめり込んでいく心理がとにかくリアル
『FX戦士くるみちゃん』を読んでいて最もリアルだと感じるのが、登場人物たちが少しずつFXにのめり込んでいく過程です。
くるみたちは女子大生なので、アルバイトをしても1日に稼げる金額には限界があります。
ところがFXなら、相場がうまく動けば短時間で数万円の利益が出ることもある。
昨日まで何時間も働いて稼いでいた金額が、チャートを見ながら取引しただけで手に入ってしまえば、
「これ、普通に働くよりFXで稼いだ方がいいのでは?」
と思ってしまうのも不思議ではありません。
本作では、この「最初にうまくいったことで自信を持つ→もっと稼ぎたくなる→取引から離れられなくなる」という流れが非常に自然に描かれています。
FXを題材にしているだけではなく、人がなぜFXにハマっていくのかまで描いているのが本作の面白いところです。
利益が出る喜びから強制ロスカットの絶望まで容赦なく描く
FXで怖いのは、勝っているときよりも負け始めてからの心理なのかもしれません。
たとえば、買った直後に価格が下がったとします。
冷静に考えれば、損失が小さいうちに損切りするという選択肢があります。
ところが実際に自分のお金が減っていると、
•「ここまで下がったんだから、そろそろ上がるはず」
•「今売ったら損失が確定してしまう」
•「あと少し待てば戻るかもしれない」
と考えてしまう。
そうして損切りできないまま、含み損だけがどんどん膨らんでいきます。
証拠金維持率が下がり、強制ロスカットが近づいてくると、もはやできることは限られている。
「あと1円下がったらまずい」「なんでこんなに下がるの?」「そろそろ上がるはず」
そんな考えが頭の中をグルグル回りながら、チャートを見て祈るしかない――。
『FX戦士くるみちゃん』では、この追い詰められていく過程と心情がかなり生々しく描かれています。
ネタバレになってしまいますが、本作は強制ロスカット以上の地獄も描かれています。市場から退場することが最悪の末路でしょ?と思っている方はぜひ読んでみてください。
かわいい絵柄なのに「FXは甘くない」と思い知らされる
『FX戦士くるみちゃん』は、かわいらしい女の子たちが中心となって物語が進みます。
そのため筆者も1~2巻を読んだ頃は、
「描写はリアルだけど、漫画なんだから最終的にはFXで儲けてハッピーエンドになるんだろう」
くらいに考えていました。
しかし、9巻まで読んだ現在では印象がまったく違います。
本作はむしろ、「FXで簡単に人生を変えようとするとどうなるのか」まで容赦なく描く作品でした。
かわいいキャラクターやコミカルな場面があるからこそ、その後に訪れる現実とのギャップが強烈です。
単なるFXエンタメというより、「FXはそんなに甘くない」と教えてくれる教科書のような漫画という印象の方が強くなりました。
くるみだけではない「FX戦士」たちの生き方も面白い
タイトルは『FX戦士くるみちゃん』ですが、本作の面白さを支えているのは主人公のくるみだけではありません。
小金萌智子、山師芽吹、高根やす子など、周囲の人物もそれぞれ違った立場からFXやお金と向き合っています。
FXとの距離感もそれぞれ違います。
冷静に相場を見る人物もいれば、成功体験からどんどんのめり込んでしまう人物もいる。一度痛い目を見たことで、その危険性を理解している人物もいます。
だからこそ、同じ相場を前にしても「誰もが同じ行動を取るわけではない」ところが面白い。
さらに物語が進むにつれて、くるみ以外の人物にもスポットが当たり、それぞれが抱えている事情やお金に対する価値観も描かれていきます。
単純な「くるみのFX成功物語」ではなく、FXというお金の世界に関わってしまった人たちを描く群像劇として楽しめるのも、『FX戦士くるみちゃん』の魅力です。
『FX戦士くるみちゃん』は怖い?死亡シーンもある?

『FX戦士くるみちゃん』について検索すると、「怖い」「死亡」「絶望」「風呂落ち」など、かわいらしい絵柄からは想像しにくい言葉が並びます。
結論からいうと、本作はかなり怖い漫画です。
ただし、ホラー漫画のような怖さではありません。
FXで大きなお金を失い、正常な判断ができなくなっていく――。そんな現実でも起こり得るお金の怖さが描かれています。
死亡したキャラクターはいる?
原作9巻までで死亡が明確に描かれている主要人物は、くるみの母親です。
ただし、くるみの母親については第1話の時点ですでに亡くなっていることが明かされているため、「物語の途中で突然死亡する」というタイプの展開ではありません。
一方、くるみや萌智子、芽吹、やす子といった主要キャラクターについては、原作9巻までの時点で死亡していません。
とはいえ、本作にはFXによって精神的に追い詰められる場面もあり、単純に「誰も死なないから安心して読める」とはいえない作品です。
「風呂落ち」ってどういう意味?
『FX戦士くるみちゃん』では、「風呂落ち」という言葉も検索されています。
ここでいう「風呂」は入浴のことではなく、一般に借金などを理由に風俗で働くことを指すネットスラングとして使われる言葉です。
本作でこの検索と関係しているのが、山師芽吹です。
芽吹はFXにのめり込んだ結果、非常に厳しい状況へ追い込まれていきます。
ただし、本作で性的な行為そのものがリアルに描写されるわけではありません。
「なぜ芽吹がそこまで追い込まれたのか?」まで説明すると彼女のエピソードをほぼすべてネタバレしてしまうため、ここでは詳細を控えます。
『FX戦士くるみちゃん』が「怖い」といわれる理由や、くるみ・芽吹に何が起こったのか、スイスフランショックや自己破産を含む詳しい展開については、以下の記事でまとめて解説します。
→ 『FX戦士くるみちゃん』は怖い?死亡キャラ・風呂落ち・絶望シーンを解説
『FX戦士くるみちゃん』は完結してる?最終回はどうなる?
『FX戦士くるみちゃん』は、2026年9月13日時点では完結していません。
原作漫画は9巻まで発売されており、10巻も2026年9月18日に発売予定。物語そのものは現在も続いています。
そのため、『FX戦士くるみちゃん』全体の最終回や結末については、まだ分かっていません。
ただし、9巻まで読んでいる筆者としては、少し特殊な状況になっていると感じています。
作品は完結していないものの、主人公・福賀くるみを中心とした物語については、9巻44話で一度完結したと考えてもいいほど大きな区切りがついているからです。
9巻44話で「くるみ編」は一区切り
くるみは、母親がFXで失った2,000万円を取り戻すことを目標にFXを始めました。
そこからさまざまな成功と失敗を経験し、FXによって人生そのものを大きく揺さぶられることになります。
そして9巻44話まで読むと、FXを始めたくるみの物語としては、ひとつの答えにたどり着いたという印象を受けます。
もちろん『FX戦士くるみちゃん』という漫画自体の最終回ではありません。
ただ筆者としては、44話を「くるみ編の最終回」と呼んでもそれほど違和感がないくらい、きれいな区切りだと感じました。
9巻45話からは酒田いなごが物語の中心に
大きく雰囲気が変わるのが、続く9巻45話です。
ここから登場するのが、酒田いなご。
45話を読む限り、物語の中心は明らかにくるみからいなごへ移っており、主人公交代とも取れる新章が始まったように見えます。
だからといって、これまでのキャラクターが登場しなくなるわけではありません。
萌智子は会社を立ち上げ、くるみや高根やす子もそこで働いている様子。そして、そこへいなごが面接を受けて入社するという形で、新しい物語へつながっていきます。
最終回・完結状況や、9巻44話までのくるみの結末について詳しく知りたい方は、以下の記事でまとめて解説します。
→ 『FX戦士くるみちゃん』は完結した?最終回・結末をネタバレ解説
『FX戦士くるみちゃん』のアニメ情報
『FX戦士くるみちゃん』は2026年10月1日(木)からTVアニメが放送開始します。
アニメが全何話になるのか、原作漫画のどこまで描かれるのかについては、現時点では公式発表されていません。
筆者は原作9巻まで読了しているため、原作の区切りから「アニメではここまで描かれるのでは?」という予想もしています。
放送日や放送局、声優、主題歌、原作のどこまでアニメ化されるのかなど、詳しい情報については以下の記事をご覧ください。
→ 『FX戦士くるみちゃん』アニメはいつから?放送日・声優・原作のどこまでか解説
『FX戦士くるみちゃん』を無料で読む方法はある?
『FX戦士くるみちゃん』を1巻まるごと無料で読める電子書籍サービスは、現時点では確認できませんでした。
ただし、「無料ではまったく読めない」というわけではありません。
KADOKAWAの公式漫画サイト「カドコミ」では、『FX戦士くるみちゃん』の第1話・第2話を無料で読むことができます。
「まずどんな漫画なのか試しに読んでみたい」という方は、公式の無料公開分をチェックしてみるのがおすすめです。
さらにカドコミのアプリでは、『FX戦士くるみちゃん』が「毎日無料」の対象作品として案内されており、対象エピソードを1日1話ずつ無料で読み進める方法もあります。
一方、単行本を1巻からまとめて読みたい場合は、電子書籍ストアで購入することになります。
電子書籍サービスによって初回クーポンやキャンペーンなども異なるため、『FX戦士くるみちゃん』をどこで読めるのか、できるだけ安く読むにはどのサービスがいいのかについては、以下の記事で詳しく比較します。
→ 『FX戦士くるみちゃん』を無料で読める?漫画を安く読める電子書籍サービスを比較
9巻まで読んだ感想|「どうせ最後は儲かる漫画」だと思っていた
※ネタバレ含みます
筆者が『FX戦士くるみちゃん』を読み始めた頃と、9巻まで読み終えた現在では、作品に対する印象が180度変わりました。
1巻では、FXを始めたくるみが順調に利益を出す一方、損切りできずに含み損を抱え、ついには家のお金300万円まで投入して強制ロスカットを回避しようとします。
結果的には相場が反転し、くるみはギリギリのところで助かります。
2巻ではその失敗を反省してFXを封印しようとするものの、山師芽吹が連戦連勝する姿を見て、再びFXの世界へ――。
このあたりまで読んだ筆者は、
「FXの怖さをリアルに描いているけど、漫画だし、どうせ最後はくるみが大儲けしてハッピーエンドになるんでしょ」
と思っていました。
想像を遥かに超える結末
くるみも芽吹も、最終的には強制ロスカットを経験して市場から退場します。
しかもただ退場するだけでなく、借金を抱えて。
芽吹にはFXにつぎ込むために借りた借金が残り、くるみは通常なら考えにくい歴史的な相場の大変動に巻き込まれ、1億円を超える不足金を抱えることになります。
そこまでやるのか――。
正直、筆者が想像していた「漫画だから最後は何とかなる」という展開とはまったく違いました。
最後まで描くのがすごい
9巻まで読んで特に印象に残ったのは、大損したこと自体ではなく、その後まで描いたことです。
FXですべてを取り返して逆転するのではなく、自分が作ってしまった状況と向き合い、周囲の人たちに支えられながら人生を立て直そうとするところまで描かれます。
FXの楽しさも怖さも、その先にある人生まで描く。
1~2巻を読んだ頃よりも、9巻まで読み終えた現在の方が、本作に対する評価は大きく上がりました。
『FX戦士くるみちゃん』はこんな人におすすめ

『FX戦士くるみちゃん』は、単なる投資漫画ではなく、お金が絡んだときの人間心理をかなりリアルに描いた作品です。
特に、次のような方にはおすすめです。
- FX・株などの投資を題材にした漫画を読みたい
- FXに興味はあるけれど、実際に取引したことはない
- 利益や損失によって人間の心理が変化していく作品が好き
- かわいい絵柄とシリアスな内容のギャップを楽しみたい
- 成功するだけではない、リアルな投資漫画を読みたい
- 主人公だけでなく、複数のキャラクターの人生が絡む群像劇が好き
特にFX経験者であれば、「ここで損切りできない気持ち、分かる……」「含み損を抱えてチャートを見続けるのがつらい……」など、思わず共感してしまう場面も多いはずです。
一方、FXをまったく知らない方でも問題ありません。
作中ではFXの仕組みも説明されており、くるみたちが利益を出して喜んだり、含み損が増えて焦ったりする姿を追っていくだけでも、「FXで勝つ・負けるとはどういうことなのか」が自然と分かるようになっています。
「投資で大成功して成り上がる爽快な漫画」を求めている方には少し方向性が違うかもしれません。
しかし、FXの面白さも怖さも含めて描いた作品を読みたい方には、かなり相性のいい漫画だと思います。
まとめ
『FX戦士くるみちゃん』は、FXに挑む女子大生たちを描いた漫画です。
かわいらしい絵柄とは裏腹に、利益が出たときの高揚感から、損切りできない心理、膨らんでいく含み損、強制ロスカットの絶望まで、FXにのめり込んでいく人間の心理がかなりリアルに描かれています。
筆者自身、1~2巻を読んだ頃は「最後はくるみがFXで大儲けする漫画なのだろう」と思っていました。
しかし9巻まで読んだ現在は、むしろ**「FXはそんなに甘くない」と思い知らされる作品**という印象に変わっています。
原作漫画は現在も連載中で、2026年10月1日からはTVアニメもスタートします。
原作漫画の最新刊・完結状況やアニメ情報、無料で読む方法、最終回・死亡キャラなど、気になる情報については関連記事でも詳しく解説しています。
『FX戦士くるみちゃん』が気になった方は、ぜひ自分が知りたいところからチェックしてみてください。




