てのひら開拓村で異世界建国記 5巻ネタバレ感想|翼人救出編開幕!神殿の闇とマリエル撃破で全面対立へ

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第5巻は、いよいよ“神殿”との明確な衝突が始まる転換巻。

鉄を求めて訪れたマーニ連邦で出会った翼人リーベル。
その村に隠されていたのは、神殿による人質支配という闇だった。

一見すると寄り道エピソードのように始まるが、物語はしっかり本筋へ接続。
カイはついに、裏から世界を牛耳る存在と真正面から対峙する。

建国物語は、ここから“反神殿編”へ入ったと言っていい。

5巻の収録話と内容紹介

てのひら開拓村で異世界建国記〜増えてく嫁たちとのんびり無人島ライフ〜 5

てのひら開拓村で異世界建国記〜増えてく嫁たちとのんびり無人島ライフ〜 5

5巻は25話~30話を収録。

第25話

マーニ連邦の陸地へ到達。
山越えの途中で翼人の少女リーベルと遭遇し、彼女の村へ案内される。
しかしそこは女性がほぼいない、不自然な構造の村だった。

第26話

鉄の素となる鉱石を発見。だが神殿に先約があるという。
村は極端に貧しく、麦がゆ同然の食事。
夜、リーベルが密かにカイたちを町へ送り出す。
人間の立ち入りが禁じられている事情も判明。

第27話

町ザックスで情報収集。
鉄の流通を神殿が一括管理している事実が明らかになる。
開拓村の“テレビ”を使い、神殿が翼人の女性たちを人質にしている証拠を掴む。
カイとレン、リーベル救出へ。

第28話

リーベルを開拓村へ一時避難。
ついでに馬と鉄も確保。
神殿が翼人を“絶滅種”と偽り、支配していたことが発覚。
高位神官マリエルが派遣される。

第29話

リーベルの村に戻り説得を試みる。
しかし神殿に恩義を感じる村人も多い。
そこへ武装神兵とマリエルが到着。
緊張感が一気に高まる。

第30話

祝福者を含む神兵を無力化。
マリエルも撃破。
虫嫌いという弱点を突かれ、あっさり情報を吐く。
女性陣の監禁場所がおおよそ判明し、救出へ動き出す。

登場人物の動き・印象

カイ

これまで「防衛」や「発展」が主だったが、今回は明確な“介入者”。
理不尽を見過ごさない姿勢が強く出た巻。

鉄の確保という実利目的で動いていたはずが、結果的に人質解放へと舵を切る。
建国者としての覚悟が一段上がった印象。

リーベル

今回のキーパーソン。
素直で健気だが、神殿の支配構造に疑問を持ち始めている存在。
今後仲間になる可能性も高い。

マリエル

強キャラ風登場からの高速転落。
祝福に自信満々の高位神官だったが、アビスの一撃で沈む。
さらに虫で陥落。

強さよりも「神殿の象徴」としての役割が大きいキャラだった。

5巻の見どころ・印象に残った展開

今回は物語の“接続力”が光る巻。
寄り道に見せかけて、きっちり本筋に絡めてくる構成がうまい。

鉄問題から神殿の闇へ

読者としては
「鉄ゲット→武器開発!」を予想していたはず。

だがそこに翼人村問題を挟むことで、鉄=神殿支配の象徴という構図が明確になる。

ただの資源確保イベントでは終わらず、今後も神殿絡みのイベントが発生しそうな余韻を残し印象的。

開拓村テレビの有効活用

レベル25で追加されたテレビ機能がさっそく活躍。

遠隔監視というチート能力が、証拠確保という知略パートに使われるのが面白い。

単なる戦闘漫画ではなく、情報戦の要素が入ってきて印象的。

マリエルの強キャラ崩壊

登場時は完全にボス格。
冷徹で実力者、祝福にも自信あり。

しかし——
アビス一撃KO。
虫で情報開示。

この落差が痛快。

神殿の絶対性を崩す演出として機能しているように思えて見どころ。

5巻全体のテーマ・考察

マーニ連邦では鉄を神殿が牛耳っている。
製鉄という国家級事業を宗教が握る。

つまり、実質的な支配者は神殿。
そしてそれはこの連邦だけでなく、世界規模で行われている可能性が高い。

カイが無人島送りにされたのも神殿。
祝福者を管理・排除しているのも神殿。

今回の救出は、完全に“宣戦布告”に近い。

もう水面下では済まない。
神殿との全面対立ルートが濃厚になった。

まとめ

第5巻は、物語の方向性が決定づけられた重要巻。

鉄探しが、神殿との戦争フラグへ。
寄り道に見えて、本筋を加速させる巧みな構成だった。

マリエル撃破で爽快感はあるが、本丸はまだ動いていない。

女性陣救出は成功するのか。
神殿はどう出るのか。
そしてカイはどこまで表舞台に出るのか。

建国譚は、ついに世界権力とぶつかるフェーズへ入った。