この世界で俺だけがレベルアップを知っている|異世界無双バトル漫画レビュー

異世界で生きる物語
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「レベルアップ」を知っているのは、世界でただひとり――。

最弱とされた人間の少年が、倒して、倒して、倒しまくる!

無双と成長の気持ちよさが詰まった異世界アクションファンタジー!「この世界で俺だけがレベルアップを知っている」をレビューしていきます。

あらすじや他情報

Sランク冒険者としてその名を馳せた青年・テオは、死後1000年後の未来に転生する。

しかしその世界では、種族ごとにレベルが固定されており、人間は最弱の「レベル1」。しかも「レベルアップ」という概念すら忘れ去られた世界だった。

だが、テオは前世の知識と経験を活かし、ただひとり“レベルアップ”を知る人間として、次々と強敵を打ち倒していく――。

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作品基本情報

タイトルこの世界で俺だけがレベルアップを知っている
原作/作画坂木持丸/掛丸翔
出版社 / 掲載誌スターツ出版/comicグラスト
ジャンル異世界、バトル、ファンタジー
巻数5巻完結
アニメ・ドラマ展開なし

世界観と舞台設定

この世界の最大の特徴は、すべての種族に「レベル」が固定されているという独自のルール。

ゴブリンはレベル3、オーガはレベル9、ワイバーンはレベル37、そして人間はたったのレベル1。

しかし「人間だけがレベルアップできるという仕様」が、すっかり忘れ去られている点が物語の鍵を握っています。

世界そのものがテオにとっての巨大なダンジョンのようで、レベルというゲーム的な設定がワクワク感を高めています。

作品の魅力

本作の最大の魅力は、主人公テオが序盤からサクサクと強くなっていく“爽快感”。

オーガ、不死鳥(レベル77)と格上の敵を打ち倒してレベルアップしていく様子は圧巻で、読んでいて非常に爽快でした。

1巻読了後に2巻も読みたいという気持ちになったのを覚えています。

明快な目的とテンポのよい進行

序盤で「王を倒して人類を解放する」という明確な目的が示されることで、ストーリーの軸がぶれず読みやすさ抜群。

次々に現れる強敵と戦いながら成長していく展開は、まるでRPGをプレイしているような高揚感があります。

物語の進行もRPGそのものでゲーム感覚で読める

新たな町へ到着。町全体の悩みを解決するためにボスを討伐。新たな町へ。

こんな感じの流れで本当にRPG感覚で読めるマンガです。

仲間とのやりとりも◎

フェニックスのフィーコ、ミミックのミミスケと仲間が揃ってからの、3人でのコメディタッチな掛け合いも面白いです。

パーティが3人になってからのほうが、シリアス一辺倒だったバトルにもコメディ要素が加わって筆者的には面白く感じました。

見どころや注目シーン

  • 「この町は大きな家畜小屋だ」という衝撃の導入、進撃の巨人みたい。(1巻1話)
  • オーク撃破からの町脱出 → フィフィ(レベル77)との激闘へ(1巻3話)
  • セラフィムとのバトル(5巻)

注意点

物語ラストは展開が駆け足で、敵幹部クラスや王の全貌が描かれないまま完結します。

ただし、テンポ重視の構成として割り切れば、それもまた“らしさ”の一部として楽しめるはず。

RPGでいうところの、チートな裏技使ってラスボスを撃破したと思って筆者は納得しました。

こんな人におすすめ

  • 異世界×無双系の爽快バトルを楽しみたい人
  • 「進撃の巨人」や「盾の勇者」のような世界観が好きな人
  • RPG的な設定やレベル制の世界が好きな人

作者について

坂木持丸:原作は「小説家になろう」出身の人気作家。ゲーム的な世界設定と爽快な無双展開に定評あり。

同じく坂木持丸原作の世界最強の魔女、始めましたもおすすめ。

掛丸翔:迫力あるバトル描写と感情豊かな表情演出で読者を引き込む作画力が魅力。

まとめ

この世界で俺だけがレベルアップを知っているは、サクサク展開と敵撃破後のレベルアップが爽快な作品。

5巻完結で、注意点だけしっかり押さえておけば一気読みにもおすすめです。