『ジャンケットバンク』7巻のあらすじ・感想|御手洗の地下オークションとゲームを解説

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『ジャンケットバンク』7巻では、前巻で地下オークションに送られた御手洗暉のその後が描かれます。

そこで待ち受けていたのは、人間に値段をつけ、買い手が現れるまで価値を削り続ける恐ろしい仕組みでした。さらに、御手洗は命懸けのゲーム「ザ・ショートホープ」に参加することになります。

この記事では、7巻のあらすじ、登場人物、地下オークションの仕組み、ゲームのルール、実際に読んだ感想を紹介します。

巻末の展開には触れますが、ゲーム攻略の核心は伏せています。

『ジャンケットバンク』7巻の基本情報

『ジャンケットバンク』7巻 基本情報
作品名 ジャンケットバンク
作者 田中一行
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプコミックス
収録話 第58話~第67話
主なゲーム ザ・ショートホープ

7巻では、これまでのような真経津晨によるギャンブル対決は行われません。

代わりに、前巻でキャリアの賭けに敗れた御手洗暉を中心に、地下オークションでの生活と命懸けのゲームが描かれます。

『ジャンケットバンク』7巻のあらすじ

ジャンケットバンク 7

ジャンケットバンク 7

ジャンケットバンク 7

7巻では御手洗を中心としたエピソードが展開されます。

オークションとは何なのか、これまでに負けたギャンブラーの末路が描かれている巻でもあります。

御手洗が送られた地下オークションの実態

前巻の「アンハッピー・ホーリーグレイル」で、真経津晨は叶黎明に勝利しました。

しかし、担当行員同士のキャリアを賭けた勝負では御手洗暉が敗北。多額の負債を背負い、地下オークションへ送られてしまいます。

御手洗が連れてこられたのは、刑務所のような巨大な倉庫でした。そこでは人間一人ひとりに最低落札金額が設定され、その金額によって部屋が割り当てられます。

最初は9号室に入った御手洗でしたが、同室の宮本に騙され、最低落札金額が大幅に減少。一気に108号室まで転落してしまいます。

売れ残った御手洗が命懸けのゲームに参加

地下オークションでは、買い手が現れるまで最低落札金額が毎日減り続けます。一定の金額を下回れば、待っているのは「解体」という恐ろしい結末です。

そんな状況のなか、御手洗はオークションに出品されますが、買い手は現れません。

追い詰められた御手洗に声をかけたのが、朔京治という人物でした。朔は、一攫千金を狙えるゲーム「ザ・ショートホープ」への参加を持ちかけます。

しかし、その実態は銀行が売れ残りの人間をまとめて処分するために開催する、危険なゲームでした。

生き残るため、御手洗は参加を決意します。

御手洗が実力を証明!しかし落札者は意外な人物

「ザ・ショートホープ」には、御手洗を含めて20人超が参加。

床の模様を使った単純なゲームに見えますが、判断を誤れば命を落とす危険があります。ゲームが進むにつれ、参加者は次々と脱落。
そんななか、御手洗は冷静に状況を分析し、最後まで生き残ることに成功します。

ゲームに勝利したことで最低落札金額が上がり、再びオークションに出品される御手洗。

今度は無事に買い手がつき、地下オークションから脱出できることになりました。

しかし、御手洗を落札したのは、宇佐美班と対立している伊藤班の班長・伊藤吉兆だったのです。ようやく地獄から抜け出した御手洗ですが、新たな波乱を予感させるところで7巻は幕を閉じます。

『ジャンケットバンク』7巻の登場人物

基本的には御手洗が中心の話ですが、真経津や獅子神、村雨、叶黎明も登場します。

御手洗暉(みたらい あきら)

真経津晨の担当行員。

前巻でキャリアの賭けに敗れ、地下オークションへ送られました。

一度は騙されて絶望的な状況に陥りますが、「ザ・ショートホープ」では持ち前の判断力を発揮します。

朔京治(さく きょうじ)

特別業務部2課「特別企画管理課」に所属する銀行員。

御手洗を「ザ・ショートホープ」に誘った人物です。実は特2・朔班の主任であり、ゲームを制作する側の人間でもあります。
なぜ御手洗に接触したのか、その真意はまだ明らかになっていません。

黒光正巳(くろみつ まさみ)

特別業務部0課「特別債権管理課」に所属する黒光班の主任。

地下オークションに送られた人々を管理する立場として登場します。

城之内寿(じょうのうち ことぶき)

特0・城之内班の主任。

御手洗たちが参加する「ザ・ショートホープ」を取り仕切ります。

宮本(みやもと)

地下オークションの9号室の室長。

最初は御手洗に施設内の生活について教えますが、その目的は御手洗の持つ金銭的価値でした。

御手洗を信用させ、最終的には108号室へ転落させる原因を作ります。

伊藤吉兆(いとう きっちょう)

特四・伊藤班の班長。

宇佐美銭丸と課長の座を争う立場にあり、御手洗とも敵対する関係です。

7巻のラストでは、御手洗を地下オークションで落札した人物として登場します。

『ジャンケットバンク』7巻のゲーム内容・ルール

今回も銀行主催のゲームが登場しますが、勝負するのは真経津ではなく御手洗。
これまでになかった展開が描かれます。

ザ・ショートホープ

「ザ・ショートホープ」は、巨大な部屋に設置された5種類の床を使う、生き残りを賭けたゲームです。

参加者は中央のモニターに表示される模様を確認し、制限時間内に危険な床から移動しなければなりません。

ザ・ショートホープ|ゲーム概要
参加者 御手洗暉・朔京治ほか約20人
主催 カラス銀行
賭金 参加者全員の最低落札金額の合計
使用する設備 5種類の模様の床・中央モニター
制限時間 5秒
ラウンド数 全10ラウンド
勝利条件 最後まで生き残る
勝者 御手洗暉

ザ・ショートホープの基本ルール

ゲームのルール自体は非常にシンプルです。

  1. 参加者は5種類の模様が描かれた床の上に立つ。
  2. 中央のモニターに模様が1種類、ないし複数表示される。
  3. 表示された模様の床から5秒以内に離れる。
  4. 移動できなかった参加者は脱落する。
  5. これを全10ラウンド繰り返す。

危険な床に残った参加者は電流を流され、その後、床が開いて下へ落とされます。
実質的には、命を奪うことを目的としたゲームといえるでしょう。

ゲームを最後まで生き残った者は、参加者全員の最低落札金額を合計した賞金を獲得できます。

ただし、御手洗がどのように安全な床を見抜いたのかについては、ここでは伏せておきます。

『ジャンケットバンク』7巻の見どころ・感想

7巻の個人的な見どころをまとめておきます。

地下オークションの仕組みが恐ろしい

今回、最も興味深かったのは地下オークションの実態です。

これまでもカラス銀行のギャンブルが危険なことは描かれてきましたが、敗者が負債を支払えなかった場合にどうなるのか、詳しい部分までは分かりませんでした。7巻では、その恐ろしい仕組みが明らかになります。

地下オークションの施設には1号室から120号室まであり、最低落札金額が高い人ほど番号の若い部屋に入れられます。御手洗は当初4,000万円以上の価値があり、9号室に入っていました。

しかし、この施設では生活に必要なものを購入するたびに、自分の最低落札金額が減っていきます。さらに、何もしなくても毎日30万円ずつ価値が下がる仕組みです。

御手洗は節約して買い手を待とうとしますが、宮本たちに騙され、最低落札金額が1,080万円まで減少。108号室へと転落してしまいます。

そして、最低落札金額が800万円を下回れば解体される末路が待っています。

人間の価値を金額で管理し、売れなければばら売りする。単に富裕層に品定めされるだけではない、地下オークションの恐ろしさが印象に残りました。

御手洗が自分自身の実力を証明する

これまで御手洗暉は、真経津晨の担当行員として活躍してきました。

しかし、真経津の圧倒的な実力を目の当たりにしてきたこともあり、どこか彼に憧れる付き人のような印象もありました。

そんな御手洗が、今回は自分自身の力で勝負に挑みます。

「ザ・ショートホープ」では、単に運よく生き残ったわけではありません。ゲームの進行や結果を観察し、危険を回避する方法を自分で考え出しています。

これまで真経津の勝負を見守ってきた御手洗が、今度は自らの判断力で生き残る。御手洗も決して無能な銀行員ではないことが証明された巻だったと思います。

真経津たちがいつの間にか仲良くなっている

今回は御手洗が中心の物語ですが、真経津晨もしっかり登場します。

しかも、その登場場面がなかなか面白いのです。

まず描かれるのが、村雨礼二の家に真経津と獅子神敬が集まっている場面。かつて命懸けのギャンブルで戦った3人ですが、いつの間にか友人のような関係になっています。

さらに驚いたのが、獅子神の家に真経津、村雨、そして叶黎明まで集まっていることです。

叶といえば、つい前巻で真経津と死闘を繰り広げたばかり。村雨や獅子神とは接点がほとんどなかったはずなのに、なぜか普通に集まってバカ話をしています。叶のコミュニケーション能力が高いのでしょうか。

命懸けのギャンブルで戦った相手が、次の巻では当たり前のように仲良くしている。

この独特の距離感は、『ジャンケットバンク』の面白いところだと思います。

『ジャンケットバンク』7巻はどこで読める?

『ジャンケットバンク』7巻は、電子書籍サービスのRenta!などで読むことができます。

今回は真経津晨のギャンブルではなく、御手洗暉を中心とした地下オークション編が描かれます。

御手洗がどのように「ザ・ショートホープ」を攻略したのか、そして地下オークションの恐ろしい実態は、ぜひ漫画本編で確かめてみてください。

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まとめ|7巻は御手洗の成長と地下オークションの実態が見どころ

『ジャンケットバンク』7巻では、地下オークションに送られた御手洗暉のその後が描かれました。人間の価値を金額で管理し、買い手が現れなければ解体されるという恐ろしい仕組み。

そして、売れ残った人々が参加する命懸けのゲーム「ザ・ショートホープ」。

これまで真経津晨の活躍が中心だった本作ですが、今回は御手洗自身の判断力と成長が大きな見どころとなっています。

しかし、地下オークションから脱出できたと思いきや、御手洗を落札したのは敵対する伊藤吉兆でした。

果たして御手洗は宇佐美班に戻れるのか。それとも伊藤班の一員になってしまうのでしょうか。

続く8巻の展開が気になります。