『ジャンケットバンク』18巻では、宇佐美班と伊藤班の存続を懸けた主任解任戦が、ついに最終局面へ突入します。
真経津晨の対戦相手として現れたのは、恐るべき模倣能力を持つ連続殺人鬼・三角誉(みかどほまれ)。
新たな1ヘッド戦「デビルズマイン・ツインズ」は、岩を削らなければ圧死、削りすぎれば大爆発という危険なゲームです。
この記事では、『ジャンケットバンク』18巻(第168話~第177話)のあらすじや登場人物、ゲームのルール、実際に読んだ感想を紹介します。
※18巻の展開に関するネタバレを含みます。
『ジャンケットバンク』18巻の基本情報
| 『ジャンケットバンク』18巻 基本情報 | |
|---|---|
| 作品名 | ジャンケットバンク |
| 作者 | 田中一行 |
| 出版社 | 集英社 |
| 掲載誌 | 週刊ヤングジャンプ |
| レーベル | ヤングジャンプコミックス |
| 収録話 | 第168話~第177話 |
| 主なゲーム | デビルズマイン・ツインズ |
『ジャンケットバンク』18巻のあらすじ
18巻では、宇佐美班と伊藤班による主任解任戦の最終1ヘッド戦が開幕します。
これまでの1/2ライフ戦では、村雨礼二&天堂弓彦ペアと叶黎明がそれぞれ勝利。両班がスケルトンキーを1つずつ獲得しました。
そして迎える最終決戦。宇佐美班の代表・真経津晨の前に、伊藤班が用意した恐るべきギャンブラーが姿を現します。
獅子神敬一ピカピカクイズが開催!
獅子神敬一と叶黎明による「デッドマンズ・キャンドルライト」が決着し、いつものメンバーに日常が戻ってきました。
今回、叶が企画したのは、獅子神の成長を記念する「獅子神敬一ピカピカクイズ」。
会場はもちろん獅子神の自宅です。叶が司会を務め、真経津、村雨、天堂が解答者として参加します。
しかし、獅子神の成長を称えるはずのクイズ大会は、なぜか本人をこき下ろす展開に。
結局、料理ができないメンバーたちは、食事を用意してくれる獅子神に逆らえず、クイズ大会はお開きとなりました。
一方、銀行では宇佐美銭丸が御手洗暉に最終確認を行います。
もし真経津が敗北すれば、宇佐美班は消滅。伊藤班に不要と判断された御手洗は、再びオークションに送られる可能性があります。
それでも御手洗は、真経津の担当行員に自分以上の適任者はいないと断言。
危険を理解したうえで、真経津とともに最終決戦へ臨む覚悟を示しました。
伊藤班の代表は連続殺人鬼・三角誉
伊藤班が最終1ヘッド戦に送り込んだのは、三角誉(みかどほまれ)。
彼は、ターゲットを徹底的に監視・追跡し、共同生活を通じて相手の言動や思考、技術まで模倣するという異常な能力を持っています。
そして模倣を完成させると、その人物を殺害し、次の対象を探す連続殺人鬼です。
伊藤吉兆も、真経津が怪物であることを認めながら、三角もまた正真正銘の怪物だと語ります。こうして、宇佐美班の真経津晨と伊藤班の三角誉による最終1ヘッド戦が決定。
真経津の担当行員は御手洗暉、三角の担当行員は土屋田が務めます。
そして、新たなギャンブル「デビルズマイン・ツインズ」が開幕しました。
デビルズマイン・ツインズ開幕!第3ラウンドまで進行
「デビルズマイン・ツインズ」は、4つの岩に隠されたカードを選び、採掘を繰り返すゲームです。
プレーヤーの頭上には、30ブロックで構成された巨大な岩「ヘル・インゴット」が設置されています。
岩を削り切れなければ圧死する危険がある一方、削岩によって発生する粉塵にも致命的な危険が潜んでいます。
さらに、両班が獲得したスケルトンキーによって、ゲーム中に特殊な能力を付与することも可能です。
真経津は序盤から順調に削岩を進めますが、それが必ずしも有利な状況を意味するわけではありません。
三角も真経津の仕草や言動を模倣し始め、独特の不気味さを見せます。
第3ラウンドまで進行したところで18巻は終了。
真経津は危険な状況を切り抜けましたが、両者とも相手の出方を探っている段階で、勝負の行方はまだ分かりません。
『ジャンケットバンク』18巻の登場人物
18巻の主な登場人物は以下です。
真経津晨(まふつ しん)
宇佐美班を代表する1ヘッドのギャンブラー。
主任解任戦の最終決戦に出場し、三角誉と対戦します。
これまでにも数々の強敵を破ってきましたが、今回は相手の言動や技術を模倣するという、これまでとは異なるタイプの敵が立ちはだかります。
三角誉(みかど ほまれ)
伊藤班が送り込んだ1ヘッドのギャンブラーで、連続殺人鬼。
ターゲットを徹底的に観察し、共同生活を通じて相手を完全に模倣する能力を持っています。本人によれば、これまで殺害してきた人々は全員、自分の中で生き続けているとのこと。独り言をつぶやきながら、誰かと会話しているような姿も見せます。
また、三角は「第2種白紙権」という特権の持ち主です。
これは、指定した日時から遡る2週間の行動や存在を銀行がなかったことにするというもの。隠蔽が困難な場合には、安全な場所への移送や偽の行動履歴の用意まで行われます。
実は三角と思われる人物は11巻にも登場しており、御手洗がオークションで買われた際、プライベートジェットに同乗していました。
あのとき、まさに第2種白紙権をご利用中だったんですね。
御手洗暉(みたらい あきら)
真経津の担当行員。
宇佐美班が敗北すれば、自分も再びオークションに送られる可能性があると理解しています。
それでも真経津の担当行員を続けることを強く望み、最終決戦に臨みます。
宇佐美銭丸・伊藤吉兆
主任解任戦で対立する二人の班長。
今回の勝負では、敗北した班の主任が辞任し、班そのものが消滅することになります。
宇佐美は真経津に、伊藤は三角に、それぞれの班の命運を託します。
『ジャンケットバンク』18巻のゲーム内容・ルール
18巻から登場するのはデビルズマイン・ツインズです。
デビルズマイン・ツインズとは?
| デビルズマイン・ツインズ|ゲーム概要 | |
|---|---|
| ゲームランク | 1ヘッド |
| 対戦者 | 真経津晨 VS 三角誉 |
| ラウンド数 | 全20ラウンド |
| 賭金 | なし |
| 勝者報酬 | ヘックスメダル2枚 |
| 勝利条件 | 対戦相手の死亡 |
| 主な死亡リスク | 圧死・粉塵中毒・粉塵爆発 |
| 決着状況 | 第3ラウンドまで終了・勝負継続中 |
「デビルズマイン・ツインズ」は、カードを選んで岩を採掘するゲームです。
プレーヤーは「トレジャー側」と「マイナー側」に分かれ、交互に役割を担当します。
基本的な流れは以下のとおりです。
ここまでが1ラウンドです。
ツルハシは毎ラウンド1本支給されますが、カードの効果によって追加の採掘も可能になります。
採掘1回につき削岩カウンターを1個獲得し、ラウンド終了時にカウンター1個につきヘル・インゴットを1ブロック削ります。
4種類のカードと効果
| デビルズマイン・ツインズ|4種類のカード | |
|---|---|
| カード名 | 効果 |
| 大喰らいの人魂 | 部屋の粉塵をほぼ100%洗浄する |
| 先人のツルハシ | 獲得した瞬間にもう一度採掘できる |
| 無気力瓶 | 相手の削岩カウンターを1個減らす |
| ブランク | 効果なし(ハズレ) |
両プレーヤーが同じラウンドでブランクを引いた場合、そのラウンドは進まず、やり直しとなります。
岩を削るだけでは勝てない!3つの死亡リスク
このゲームには、特に注意すべき3つの危険があります。
最終ラウンドまでに岩を削り切れなかった場合、より多くのブロックを残したプレーヤーにヘル・インゴットが落下します。
岩を削ると粉塵が室内に降り注ぎます。
この粉塵を240分以上吸い続けると、室内の人間は確実に死亡します。
粉塵は非常に燃えやすく、削岩を5回以上連続で行うと大爆発が発生します。
しかも、粉塵を洗浄する「大喰らいの人魂」の効果が発動するのは削岩のあと。
つまり、洗浄が間に合わなければ爆発を回避できません。
なお、20ラウンド終了後、60分が経過しても死亡者がいない場合は、総採掘回数が少ないプレーヤーの部屋に致死量の猛毒が散布されます。
通信・暴力・3分以上の遅延行為も禁止されており、違反者には猛毒が散布されます。
スケルトンキーの3つの特殊能力
1/2ライフ戦で獲得したスケルトンキーは、ゲーム中に一度だけ、任意のタイミングで使用できます。
使用者はプレーヤー1人を指定し、以下の3種類から特性を1つ付与できます。
| スケルトンキー|3つの特性 | |
|---|---|
| 特性 | 効果 |
| 潔癖症 | 自分が削岩したラウンドで、自動的に「人魂」による洗浄が行われる |
| ワーカホリック | 毎ラウンド所持するツルハシが1本増加する |
| 運命論者 | 特性を得た瞬間、ヘル・インゴットの残りブロック数が半分に減少する(端数切り上げ) |
付与された特性はゲーム終了まで永続します。
一見すると、どれも有利になる能力に思えます。
しかし、スケルトンキーは自分だけでなく相手にも使用可能。
例えば「ワーカホリック」を相手に付与すれば、採掘回数が増えることで粉塵爆発の危険を高めることもできます。
使い方次第で、相手を追い詰める武器にもなるわけです。
『ジャンケットバンク』18巻の見どころ・感想
個人的に面白いと思ったシーンを紹介します。
獅子神敬一ピカピカクイズが面白すぎる!
18巻の序盤で印象的だったのは、獅子神敬一の成長を祝うクイズ大会です。
前巻では叶黎明を相手に見事な反撃を見せた獅子神。
その成長を記念するはずが、いつの間にか本人をこき下ろす大会になってしまうのが面白いところです。
しかも、またしても会場は獅子神の自宅。
「だからなんで俺んちでやるんだよ」というツッコミには思わず笑ってしまいました。
最後は、料理のできないメンバーたちに獅子神が食事を用意しないと宣言して終了。
命がけのギャンブルでは恐ろしい実力を発揮する面々も、日常生活では獅子神に頼りきりという関係が面白いですね。
デビルズマイン・ツインズは罠だらけのゲーム!
今回のゲームは、ルールを理解するほど恐ろしくなる仕組みが魅力です。
最初は、頭上の巨大な岩を30ブロック削り切れば勝利になるゲームだと思っていました。
ところが、岩を削るほど粉塵が発生し、爆発の危険が高まります。真経津は第2ラウンドまでに2ブロックを削って順調に見えましたが、実は削岩を続けること自体が危険な行為でした。
特に厄介なのが「大喰らいの人魂」の洗浄タイミングです。
5回目の削岩で人魂を獲得しても、洗浄が行われるのは削岩後なので、爆発を防げません。
さらに、スケルトンキーの「ワーカホリック」を相手に付与すれば、採掘回数を増やして危険な状況へ追い込むことも可能です。
岩を削らなければ圧死、削りすぎれば爆発。
単純な採掘ゲームに見えて、どのタイミングで採掘し、いつ粉塵を除去するのかという難しい判断が求められます。
勝利条件が「相手の死亡のみ」であることも重要なポイント。
ヘル・インゴットを削り切ること自体が勝利ではないという点が、このゲームの恐ろしさを物語っています。
三角誉の模倣能力が不気味すぎる
今回登場した三角誉は、これまでの対戦相手とは違った意味で恐ろしいキャラクターです。
相手を観察して言動や思考、技術まで模倣し、完成すると殺害するという異常な経歴。しかも、本人によれば殺害した人々は今も自分の中で生きているとのこと。ゲーム中も独り言をつぶやいていますが、まるで誰かと会話しているように見えます。
最初は多重人格者なのかとも思いましたが、三角自身の説明を聞くと、それだけでは片付けられない不気味さがあります。
さらに、真経津の仕草や言動まで模倣し始めるのだから厄介です。
三角は模倣や複製、勝利そのものよりも、相手と「分かり合いたい」と考えている様子。その言葉も、これまでの殺人行為を考えると素直には受け取れません。
真経津は、とんでもない危険人物に目を付けられてしまったようです。
『ジャンケットバンク』18巻はどこで読める?
『ジャンケットバンク』18巻は、電子書籍サービスでも読むことができます。
これまでの巻を読み返したい人や、18巻から続く「デビルズマイン・ツインズ」の展開を追いたい人は、ブックライブなどの電子書籍サービスをチェックしてみてください。
まとめ|『ジャンケットバンク』18巻は最凶のギャンブラーとの対決が開幕!
『ジャンケットバンク』18巻では、主任解任戦の最終1ヘッド戦「デビルズマイン・ツインズ」が開幕しました。
今回の注目ポイントは、連続殺人鬼・三角誉の登場と、採掘するほど死亡リスクが高まるゲームの仕組みです。
特に、スケルトンキーを自分だけでなく相手にも使えるというルールが、今後の駆け引きにどう影響するのか気になります。
第3ラウンドまで進行したところで18巻は終了。真経津と三角の本格的な心理戦は、まだ始まったばかりです。
▶ 『ジャンケットバンク』19巻のあらすじ・感想はこちら

