『ジャンケットバンク』20巻のあらすじ・感想【ネタバレ】真経津VS三角が決着!

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『ジャンケットバンク』20巻では、真経津晨と三角誉による1ヘッド戦「デビルズマイン・ツインズ」がついに決着します。

圧倒的な模倣能力を持つ三角に対し、真経津はどのような方法で勝利するのか。そして、主任解任戦の結末はどうなるのでしょうか。

さらに後半では、人気ゲーム実況グループ「Ez Mode(イージーモード)」との対決がスタート。命懸けの心理戦から一転、笑いの絶えないゲーム大会が繰り広げられます。

この記事では、『ジャンケットバンク』20巻のあらすじや登場人物、ゲーム内容、実際に読んだ感想をネタバレありで紹介します。

※この記事には『ジャンケットバンク』20巻のネタバレが含まれます。逆転の核心となる仕掛けについては、一部伏せて紹介しています。


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『ジャンケットバンク』20巻の基本情報

『ジャンケットバンク』20巻 基本情報
作品名 ジャンケットバンク
作者 田中一行
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプコミックス
収録話 第188話~第197話
主なゲーム デビルズマイン・ツインズ
ベアトラップ・チェス
ヘル・オ・クロック
ザ・クレバス・ウォーカー

『ジャンケットバンク』20巻のあらすじ【ネタバレ】

20巻は、18巻から続いていた「デビルズマイン・ツインズ」の決着と、新たなゲーム対決が描かれる一冊です。

前半では主任解任戦がついに終了。後半では、真経津たちが人気配信者グループと対決するという、これまでとは一味違った展開が待っています。

真経津VS三角が決着!主任解任戦の結末は?

19巻では、真経津がヘル・インゴットに隠された減圧の仕組みを利用し、三角を倒そうとしていました。

しかし、三角はその仕組みも理解していたのです。

そして第19ラウンドでは、三角が驚くべき行動に出ます。自分自身にスケルトンキーの特性「ワーカホリック」を付与し、意図的に粉塵爆発を引き起こしたのです。
三角には、爆発しても生き残れるという計算がありました。

その予想は的中し、三角は爆発から無傷で生還。勝負は最終第20ラウンドへ突入します。

ところが、真経津はこの展開すら計算に入れていました。
三角の行動を利用した真経津の恐るべき作戦が始まり、ゲームは思いもよらない結末を迎えます。

勝者は真経津晨。

これにより宇佐美班が主任解任戦に勝利し、敗北した伊藤班は消滅。所属メンバーは宇佐美班に取り込まれることになりました。

長きにわたって描かれてきた主任解任戦が、ついに幕を閉じます。

獅子神邸での日常と人気配信者からの挑戦状

主任解任戦が終わり、銀行では班の再編が行われることになります。

その間はゲームも行われないようで、物語は久しぶりの日常パートへ。真経津は、いつものように獅子神の家でくつろいでいます。そこへ村雨と天堂も当然のように登場。どうやら二人とも合い鍵を持っているようです。

もはや獅子神の家が、全員のたまり場になっているのが面白いところ(笑)。

一方、人気ゲーム実況配信者として活躍する叶黎明のもとに、ライバル配信者から対戦の申し込みが届きます。
相手は、5人組のゲーム実況グループ「Ez Mode(イージーモード)」。

彼らは叶と銀行行員の不都合な場面を撮影しており、その動画を利用して叶を呼び出します。

しかし、銀行側も黙ってはいません。

ゲームには銀行が立ち会うことになり、イージーモードが1勝でもできればお咎めなし。反対に全敗すれば、銀行から手痛いお仕置きが待っています。

こうして叶に加え、真経津・獅子神・村雨・天堂まで参加する5対5のゲーム対決が始まります。

イージーモードとの5対5のゲーム大会が開幕!

イージーモードが用意したのは、巨大なセットを使用したオリジナルゲームの数々。

最初に登場するのは、天堂弓彦VSりょうたんの「ベアトラップ・チェス」です。巨大なチェス盤を舞台にしたゲームですが、りょうたんは最新AIなどを利用したイカサマを準備していました。

ところが、天堂は相手の想像を超える方法で勝利してしまいます。

続いて村雨礼二VSワッホイの「ヘル・オ・クロック」。
こちらも村雨が勝利し、叶側が2連勝。

そして3戦目は、獅子神敬一VSチェダーによる「ザ・クレバス・ウォーカー」です。
こちらも獅子神が勝利し、叶側は3連勝となりました。

20巻は獅子神のゲームが終了したところで幕を閉じ、残る対決は21巻へ持ち越されます。

『ジャンケットバンク』20巻の主な登場人物

いつものメンバーに加え、Ez Mode(イージーモード)のメンバーが新規で登場します。

真経津晨(まふつ しん)

宇佐美班に所属する1ヘッドのギャンブラー。

20巻では三角誉との死闘に決着をつけます。

三角が仕掛けた対策さえも利用する、常識外れの先読みが印象的です。

三角誉(みかど ほまれ)

伊藤班の代表ギャンブラーで、他人の言動や思考を模倣する異常な能力の持ち主。

74人もの友達を自分の中に抱え、真経津を追い詰めました。

20巻では、その恐るべき頭脳だけでなく、母親との関係にも注目が集まります。

叶黎明(かのう れいめい)

1/2ライフ戦で獅子神を破った実力者。

人気ゲーム実況配信者としても活動しており、今回はライバルグループとの対決に巻き込まれます。

この対決における主役です。

獅子神敬一(ししがみ けいいち)

真経津たちに自宅をたまり場として使われているギャンブラー。

今回は「ザ・クレバス・ウォーカー」に挑戦し、身体能力の高さを発揮します。

村雨礼二・天堂弓彦

真経津や獅子神と行動をともにする実力派ギャンブラー。

今回はそれぞれイージーモードのメンバーと対決します。

Ez Mode(イージーモード)

「楽しく遊んで人生楽勝」をコンセプトに活動する5人組のゲーム実況グループ。

メンバーは、うじゃめ・りょうたん・チェダー・ワッホイ・チーくん。

チャンネル登録者数は約127万人という人気グループで、豪華なゲーム設備を用意するほどの資金力を持っています。

ただし、相手が銀行のギャンブラーとなると、実力差は歴然です。

『ジャンケットバンク』20巻に登場するゲーム内容・ルール

20巻には「デビルズマイン・ツインズ」のほかに、イージーモードが用意した3種類のゲームが登場します。

ここでは新たに登場したゲームを中心に紹介します。

デビルズマイン・ツインズの詳細については18巻のレビュー記事でまとめています。

→『ジャンケットバンク』18巻のあらすじ・感想【ネタバレ】真経津VS三角誉!最終1ヘッド戦開幕

ベアトラップ・チェス|天堂VSりょうたん

空中に設置された巨大なチェス盤を使用するゲームです。

基本的なルールは通常のチェスと同じですが、開始前に相手の駒3つをベアトラップに指定できます。トラップに指定された駒を動かそうとすると、駒は動かず1回休みになります。

さらに、自分の駒を取られるたびにステージが傾き、7個以上取られると崩壊する仕組みです。

敗北条件は、キングを取られること、または3分以内に手番を終えられないこと。
りょうたんはAIによる最善手の把握など、さまざまなイカサマを準備しています。

ヘル・オ・クロック|村雨VSワッホイ

水上に設置された巨大な時計の文字盤が舞台です。

攻撃側は時計の針を動かす時刻を指定し、高速回転する針を利用して相手を追い詰めます。針には高圧電流が流れており、接触すると10秒間動けなくなります。
さらに、指定したヘルエリアが一時的に崩落する仕組みも存在。

相手をステージから落とせば勝利です。

ザ・クレバス・ウォーカー|獅子神VSチェダー

こちらも水上に浮かぶ巨大なステージで行われます。

プレーヤーはウォーカー側とブレイカー側に分かれ、交互に足場を崩し合います。ウォーカーが移動したマスは崩落し、その数に応じてブレイカーは爆弾を設置できます。
相手を先に落としたプレーヤーが勝利です。

ルール上の駆け引きだけでなく、移動するタイミングや身体能力も重要になるゲームです。

『ジャンケットバンク』20巻の見どころ・感想

個人的に面白かった点を挙げていきます。

真経津と三角の心理戦がついに決着!

20巻最大の見どころは、やはり「デビルズマイン・ツインズ」の決着でしょう。

19巻では、真経津が三角の思考を読み切ったと思った瞬間に、三角がそのさらに上を行く展開が続きました。20巻でも同様です。

三角は減圧の仕組みを理解したうえで、自ら粉塵爆発を引き起こすという予想外の行動に出ます。
しかも、その行動さえ真経津の計算のうちだったというのだから驚きです。

お互いに一体どこまで先を読んでいたのか。

特に感心したのは、ゲームのルールが最後まで無駄なく使われていたことです。
最初にルールを説明された段階で、あのような決着を予想できる読者はほとんどいないのではないでしょうか。

複雑なルールを単なる飾りにせず、最後の最後まで勝敗に絡めてくる構成は見事でした。

三角誉の最期と母親への思い

三角の最期も、非常に印象に残りました。

三角は他人を模倣することで、その人物を完全に理解したつもりになっていました。しかし、実際には大きな欠点があったのです。

それは、人が「選ばなかったもの」までは理解できないこと。

例えば、夕食にハンバーガーを選んだとしても、それ以外の料理を選ばなかった理由を一つ一つ説明できる人はいません。本人ですら分からない選択を、他人が完璧に再現できるはずがないのです。
真経津はその弱点を見抜き、三角が自分を理解したと思い込むように誘導していました。

そして真経津は、その行為を三角への「期待」だと表現します。
三角は、誰かに期待されたのは初めてだと感じていました。

しかし死の間際、かつて母親も自分に期待してくれていたことに気づきます。

真経津は、三角に期待した二人目の人間だったのです。

恐るべき模倣能力を持つ三角が、最後に気づいたのは母親の思いだった。
単なるギャンブルの敗北では終わらない、切なさの残る最期でした。

命懸けの勝負から一転!イージーモードとのコメディバトル

三角との壮絶な戦いが終わった直後に始まるのが、イージーモードとのゲーム大会です。

この温度差がすごい(笑)。

相手はチャンネル登録者数約127万人を誇る人気配信者グループ。ゲームのセットは巨大で、かなりのお金がかかっていそうです。

しかし、ギャンブルの腕前は銀行のギャンブラーたちと比べるまでもありません。
それどころか、イカサマまで用意しているのに歯が立たないのが痛快です。

特に面白かったのは、天堂の勝ち方。

りょうたんはAIを使ってチェスの最善手を把握していましたが、天堂はゲームのルールに暴力禁止がないことを利用します。

なんと、りょうたんを殴って手番を進められなくし、時間切れで勝利してしまいました(笑)。
命懸けのギャンブルでは考えられないような決着です。

この対決を見たからなのか、次のゲームではしっかり暴力禁止がルールに追加されているのも見どころ。
さらに「ダメそうなことは全部ダメ」という、銀行のゲームではあり得ないほど曖昧な反則規定まで登場。

素人が考えたゲームならではのいい加減さが、逆に面白く感じられました。

負けた試合はなかったことに?配信者たちの見栄が面白い

イージーモードとの対決では、ゲームそのものよりも彼らの反応が面白い場面もあります。

りょうたんが敗北すると、次は「4対4のゲーム」として撮影をやり直すような流れに。さらにワッホイが敗北すると、今度は「3対3のゲーム」に。

どうやら負けた試合はなかったことにして、勝てるところだけを視聴者に見せたいようです(笑)。

せっかく豪華なゲームセットを用意しているのに、実力ではまったく歯が立たない。

叶側は、まだ真経津と叶の対決を残しています。

果たしてイージーモードは、視聴者に格好いい勝利シーンを届けることができるのでしょうか。

『ジャンケットバンク』20巻はどこで読める?

『ジャンケットバンク』20巻は、電子書籍サービスのブックライブなどで読むことができます。

20巻では真経津VS三角の決着が描かれるため、18~19巻から続けて読むのがおすすめです。

特に「デビルズマイン・ツインズ」は、ルールを理解したうえで読み返すと、序盤から仕掛けられていた駆け引きの面白さがさらに際立ちます。

▶ 『ジャンケットバンク』20巻をブックライブで読む

まとめ|『ジャンケットバンク』20巻は壮絶な決着とコメディの落差が面白い!

『ジャンケットバンク』20巻では、長く続いた主任解任戦がついに決着しました。

真経津と三角の戦いは、お互いの思考を読み合う高度な心理戦だけでなく、ゲームのルールを徹底的に利用した決着が見事でした。

そして三角の最期には、単なる敗北では片付けられない印象深さがあります。

一方、後半はイージーモードとのコメディ色の強いゲーム大会。

命懸けの勝負から一転して、真経津たちの普段とは違う一面を楽しめるのも20巻の魅力です。

20巻終了時点で銀行側は3連勝。

残る真経津と叶の対決はどうなるのでしょうか。

続きが気になる方は、『ジャンケットバンク』21巻のレビューもぜひチェックしてみてください。

▶ 『ジャンケットバンク』21巻のあらすじ・感想はこちら