異世界に飛ばされたおっさんは何処へ行く?4巻レビュー|ゴブリンジャイアント戦と祠の謎

異世界で生きる物語
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あらすじ:『異世界に飛ばされたおっさんは何処へ行く?』第4巻では、旅ゴブリンとの壮絶な戦いから、オマールで広がる“悪魔のタクマ”の噂、そして祠に眠る毘沙門天の痕跡まで、物語を揺さぶる重要な展開が続きます。戦闘の迫力と、世界観の広がりが一気に増した一冊です。

第4巻の収録話と内容紹介

異世界に飛ばされたおっさんは何処へ行く?4
異世界に飛ばされたおっさんは何処へ行く?4

異世界に飛ばされたおっさんは何処へ行く?4

[漫画]ひらぶき雅浩 [原作]シ・ガレット

Renta!

第4巻には第20話から第25話までを収録。

  • 20話:オマール方面へ旅立ったタクマは、商人と冒険者がゴブリンに襲われる場面に遭遇。相手は“旅ゴブリン”という変異種であった。
  • 21話:旅ゴブリンの群れを一掃しようとするが、逆に魔石を取り込み“ゴブリンジャイアント”が誕生。
  • 22話:タクマは加護により理性を失いながらも、圧倒的な力でゴブリンジャイアントを討伐。
  • 23話:冒険者アーデらと共に海洋都市オマールへ到着。しかし街では“悪魔のタクマ”と呼ばれ、悪名が広まっていた。
  • 24話:居場所を失ったタクマは、アーデの依頼で祠の調査を行う。そこに刻まれていたのは「毘沙門天」の文字。さらに聖獣ゲールと出会う。
  • 25話:ヴェルドに祠の謎を問うタクマ。しかし「いずれ分かる」と語られるのみ。さらに旅ゴブリン出現の裏に“何者かの意志”があることが示唆される。

登場人物の動きや印象

  • タクマ:加護の暴走に恐れつつも、圧倒的な力で脅威を打破。祠では異世界と日本を繋ぐ手掛かりに触れ、物語の核心へと近づく。
  • ヴァイス:タクマの暴走を抑える心の支え。さらに聖獣ゲールと即仲良しになる人懐っこさが魅力的。
  • ナビ:戦術サポートだけでなく、祠や毘沙門天の件で知識面でもタクマを導く。
  • アーデ:タクマを受け入れ、祠の謎解きへと繋げるキーパーソン。物語の転機をもたらした。
  • ゲール:毘沙門天の眷属である聖獣。子虎の姿で登場し、今後の冒険で重要な仲間になる予感。

4巻の見どころ・印象に残った展開

4巻では祠&毘沙門天の要素が入ったことで、全体のトーンが「戦闘の迫力+世界観の広がり」に変わったのが大きなポイントだと思います。

ゴブリンジャイアントとの死闘

加護により理性を失いながらも、圧倒的な力で強敵を打ち倒すタクマ。

これまでで最も緊迫した戦闘で、彼の力の代償がより濃く描かれた。

またヴァイスの鳴き声で理性を取り戻すあたり、大口真神の加護をヴァイスがいずれ超える存在になりそう。

「悪魔のタクマ」という悪評

吟遊詩人に扮したルナの仕掛けにより、オマールではタクマの名が悪名として広まっていた。

世間の噂が主人公の行動にどう影響するのか、物語のリアリティを深める展開。

祠に刻まれた「毘沙門天」と聖獣ゲール

異世界に日本の神仏の名が刻まれているという衝撃の発見。

さらに聖獣ゲールの登場は、物語が“異世界×日本”の謎に大きく踏み込む予兆となった。

まとめ

第4巻は、アクションと謎解き要素が一気に濃くなった巻でした。旅ゴブリン戦での死闘、街での悪評、そして祠に眠る日本との繋がり――。

物語は単なる異世界冒険から、世界の成り立ちや陰謀に迫る展開へと進み始めています。次巻で、祠の謎や悪評の行方がどう動くのか、ますます目が離せません。