「しゃべる犬」が主人公?
しかも、言葉遣いは妙に達観していて、なぜか哀愁が漂う。そんな“喋る犬”と少女の物語――。
それがマンガ『INNU(イッヌ)』です。
この記事では、まだ『INNU』を読んだことがない方へ向けて、あらすじや世界観、作品の魅力、注意点をわかりやすく紹介していきます。
「気になるけど手を出していいか分からない…」という方は、ぜひ参考にしてみてください!
あらすじ
訳あって飼い主募集中のパグ犬INNU。そこへヒロインのサリーがやってきて「わあ可愛いブルドッグ」・・・
最初は飼うことを断るサリーであったが、誘拐犯にサリーがさらわれるところを助けたのがきっかけでINNUを飼うことに。
一匹の犬と一人の女子高生の奇妙な物語の幕開けである。
作品基本情報
タイトル | INNU |
作者 | 大沼隆揮 |
出版社 / 掲載誌 | 講談社 / ヤングマガジン |
ジャンル | バトル、ギャグ |
巻数 | 既刊3巻(連載中) |
アニメ・ドラマ展開 | なし |
作品の魅力
この作品の魅力は独特の世界観だと思います。しゃべる犬とヤクザの娘のヒロインですから、非日常的なイベントが当然のように起こります。
やはり変わった境遇の人の前には変わった人が集まるのでしょうか。個性豊かなキャラたちがさまざまなトラブルを持ち込んでくるんですね。
それを時にはシリアスに、ギャグ要素も交えながら解決していく様が見ていて気持ちがよく、この作品の魅力になっていると感じます。
しゃべるINNU
主人公のINNUは強くて賢い、完璧寄りな主人公です。ただ見た目がパグ。
人間のおバカな言動や行動にツッコミをよく入れます。パグにツッコまれるシーンがシュールで面白い。
ヒロインサリー
ヒロインもまともで天然とかそういうキャラではないですね。ただし家柄がヤのつく家系なので次々とトラブルに巻き込まれます。
じゃあ誰がボケるんだ?って話ですけど、その他のわき役がいい味出しています。
個性豊かなキャラ達
「高校生の殺し屋」とか「しゃべる猫」とか、ぶっとんだキャラたちとINNUの絡みは秀逸ですよ。
あまり書くとネタバレになるのでこの辺で!
こんな人におすすめ
- ある程度ストーリーもありつつ、軽めのギャグマンガが好きな方
- 喋る動物キャラに可愛さや面白さを求める方
- しゃべる犬などの変わった設定が好きな方
注意点(購入前に知っておきたいポイント)
ギャグのみを求めている方はちょっと注意したほうがいいかもしれません。
筆者も最初はギャグのみを求めて読み始めたのですが、3巻くらいからですかね、徐々にシリアスな展開が多くなってきます。
それまでは1話で1つのお話って感じだったのですが、裏の組織の某団体さんとやり合うくらいからしばらくその話が続いていきます。
とはいえ、その頃にはINNU達のファンになっていたので、ヤンマガを立ち読みするときも飛ばさずに読んでいました。
ギャグのみをお求めの方は、シリアス展開もちょいちょい挟んでくる点は知っておいたほうがいいかと思います。
INNUはどこで読める?
現在もヤングマガジンで連載中です。WEBだとヤンマガウェブやコミックシーモアで読めます。