神さまSHOPでチートの香り 1巻レビュー|商売チートで波乱の幕開け!

異世界で生きる物語
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『神さまSHOPでチートの香り』第1巻では、地球から異世界へ飛ばされた青年・アキラが「SHOP」というチート能力を得て商売を始める姿が描かれます。

助けてくれたドワーフのハッグや、商会の娘チェリナとの出会いを経て、波乱含みの冒険が幕を開けます。単なる聖印奉納の旅が、商売と権力争いに巻き込まれていく展開は必見です。

1巻の収録話と内容紹介

神さまSHOPでチートの香り (1)

神さまSHOPでチートの香り (1)

1巻は1~5話までを収録。

  • 第1話 盗賊に襲われたアキラがドワーフ・ハッグに救われる。地球から異世界へ転移した経緯や、神々とSHOPシステムのルールが明かされる。
  • 第2話 念じることで現れるSHOPの仕組みを発見。水や弁当を販売し神格レベルが上昇、商品が拡充。
  • 第3話 ヴェリエーロ商会のチェリナと商談成立。大量のペットボトル水を売却して資金確保。聖印奉納を試みるが、本神殿でしか対応できないと告げられる。
  • 第4話 宿の看板娘ナルニアや空理具店と交流。アキラの発想で新しいアイデアを生み、再びチェリナに評価される。
  • 第5話 ピラタス国王陛下が商会を難癖で揺さぶる。チェリナを守るため、アキラはSHOPで大量のジャガイモを購入し窮地を救う。

登場人物の動きや印象

  • アキラ
     現代知識を武器に、商売チートを駆使して生き残ろうと奮闘する主人公。危機察知能力と発想力が光る。
  • ハッグ
     アキラを救ったドワーフ族。豪快ながら頼りになる存在で、異世界での最初の仲間。
  • チェリナ
     ヴェリエーロ商会の才覚ある娘。アキラの商売センスを評価し、彼を相談役に迎える。以降の物語に深く関わる重要人物。
  • ナルニア
     宿屋の看板娘。空理具を自在に操る姿が印象的で、異世界ならではの文化を感じさせる存在。
  • 国王陛下
     権力を笠に着て商会を揺さぶる策士的存在。アキラとチェリナにとって大きな障害となりそうな人物。

1巻の見どころや印象に残った点

商売チートを通じて描かれる異世界の経済や人間関係は、冒険ファンタジーの枠を超えた面白さがあります。

単なるバトルや探索ではなく、「売買」を通じて世界と繋がる物語は、本作ならではの魅力と言えるでしょう。

商売チートが生む“RPG感”

神格レベルが上がるごとに購入できる商品が増える仕組みは、まるでゲームのよう。

弁当やサンドイッチなど現代食品が異世界に持ち込まれることで、読者にもワクワク感が広がります。

チェリナとの商談シーン

商会でのやり取りは本巻のハイライト。

ペットボトルの技術に驚くチェリナの描写が、異世界の文化格差を浮き彫りにし、同時にアキラの知識の優位性を印象づけます。

国王との対立

第1巻のクライマックスはやはり国王陛下の登場。

理不尽な要求に対して、SHOPで大量のジャガイモを揃えるアキラの機転が光り、スカッとする展開となっています。

まとめ

『神さまSHOPでチートの香り』1巻は、商売チートという独自の切り口で異世界転移ものを描いた導入巻。

聖印奉納の目的から始まった旅は、気付けば商会との縁や王権との衝突へと広がっていきます。アキラの機転と現代知識がどこまで通用するのか、今後の展開が楽しみになる一冊でした。