「異世界=バトル」の時代はもう終わり!?剣も魔法も登場するけれど、主役は“ごはん”。
異世界グルメアニメの中でも圧倒的人気を誇る『とんでもスキルで異世界放浪メシ』は、飯テロ×癒しの最強コンボ。
本記事では未読・未視聴の方向けに、作品の魅力・あらすじ・キャラ・おすすめの楽しみ方までを丁寧に紹介します。
あらすじ
ある日突然、異世界に巻き込まれてしまった平凡な会社員・ムコーダ。
他の召喚者と違い、彼の固有スキルは《ネットスーパー》という一見ハズレスキル。
しかし、日本の食材と調味料を使った料理が、異世界の住民や魔獣たちの胃袋をがっちり掴み――
これは、“最強スキル=メシ”という新感覚の異世界グルメ冒険譚です。
作品基本情報
| タイトル | とんでもスキルで異世界放浪メシ |
| 作者 | 江口連 |
| 出版社 / 掲載誌 | オーバーラップ/コミックガルド |
| ジャンル | 異世界、グルメ、ファンタジー |
| 巻数 | 既刊11巻(2025年11月現在) |
| アニメ・ドラマ展開 | アニメ化 |
作品の魅力
やはり本作の魅力は、料理とそれをうまそうに食べる魔獣たちの描写です。
これだけだと意味が分からないと思うので少し補足させていただきます。
・主人公ムコーダが料理を作る。
・作った料理を従魔契約している魔獣がうまそうに食べる。
この流れが本作のよくある流れで、筆者の好きな描写です。
異世界×グルメの組み合わせが想像以上に面白い!
「異世界なのにこんなにお腹がすくとは…」
と感じるほど、料理描写のリアルさ・うまそう感がとにかくスゴい。
- 香ばしい肉料理
- とろとろの煮込み料理
- 日本式の朝ごはんまで
異世界食材×ネットスーパーの組み合わせで、「食で異世界を制する」展開に説得力があり、読んでいてワクワクします。
最強魔獣がただの食いしん坊!?キャラが癒しすぎる
フェンリルの「フェル」、スライムの「スイ」、ピクシードラゴンの「ドラちゃん」など、多様な種族が登場。
小さいお子さんを持つ母親は自身の子供を「ごはんかいじゅう」と呼ぶことがありますが、まさにそれ。ごはんかいじゅうがぴったりな言葉だなと感じました。
すごくほのぼのしていて癒されます。スイに特化したスイの大冒険もおすすめ。
アニメ・漫画・小説、それぞれ違う良さがある!
| メディア | 特徴 |
|---|---|
| 小説 | 食と心理描写が丁寧で読みごたえあり |
| 漫画 | ビジュアルで料理がより美味しそうに見える |
| アニメ | 音と動きで飯テロ度MAX!声優・音楽も◎ |
どれから入ってもOKですが、手軽に雰囲気を味わいたいなら漫画版→アニメ版の流れがおすすめです。
各巻の見どころ
現状、とんでもスキルで異世界放浪メシは11巻まで刊行されています。
第1巻
異世界に巻き込まれ、思わぬ形で旅を始めることになったムコーダ。唯一のチート能力は「ネットスーパー」という地味めのスキル──と思いきや、これがまさかの大活躍。伝説級の魔獣フェルとの出会いをきっかけに、食材や調味料が異世界でとんでもない力を発揮していく。
第1巻では、ムコーダとフェルの凸凹コンビが誕生し、“異世界飯テロ”としての魅力が一気に花開くスタート巻。シリーズの雰囲気を掴むのにぴったりの一冊です。
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第2巻
フェルとの旅を本格的にスタートさせたムコーダ。相変わらず“食”を中心にのんびりと放浪する中で、フェルの食欲はますます加速し、ネットスーパー飯の効果による予想外の強化も描かれます。
また、ムコーダ自身も魔法修行に挑戦したり、スライムのスイと出会ったりと、旅の仲間が少しずつ増えていくワクワク感が魅力。
スローライフ感とゆるい冒険のバランスが心地よい、シリーズの雰囲気がさらに深まる1冊です。
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第3巻
第3巻では、甘味大好きな女神ニンリルがついに登場し、ムコーダ一行の旅が一気に賑やかに。
さらにスイが進化して喋れるようになるなど、仲間の成長が大きく動く一冊です。森での冒険や異世界グルメも充実していて、放浪メシらしい“癒やし×成長”がしっかり味わえます。
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第4巻
第4巻では、ムコーダたちが新たな街・カレーリナに到着し、冒険者としての再スタートを切ります。
スイの進化や冒険者ランク上げなど、日常の中に“ちょっとした成長”が散りばめられ、物語が次の段階へ動き出す巻です。
世界が広がっていく雰囲気が心地よく、本作らしいスローライフ感も健在。続きを読みたくなるポイントが詰まっています。
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第5巻
第5巻では、ムコーダの冒険者ランクが一気にCへ昇格し、新たに3人の女神が登場する“神界コメディ回”が大盛り上がり。}
その裏ではミスリルリザードの超高額報酬や石鹸商売の始動、そして終盤にはワイバーン襲来と、ゆるさと緊迫感が交互に押し寄せる一冊です。料理・コメディ・バトルがバランスよく詰まった5巻の魅力を、レビューでたっぷり紹介しています。
→第5巻レビューはこちら
第6巻
第6巻では、ワイバーン討伐や神界パート、念願の入浴シーン、さらにはアースドラゴンとの遭遇まで盛りだくさん。
長く滞在していた街を離れ、次の目的地へ向けて旅が動き出す転機の巻です。詳しくは6巻レビューでどうぞ。
→第6巻レビューはこちら
第7巻
7巻では、新たな従魔・ドラちゃんがついに加入!
クレールの街での神託ラッシュから、ドランの街で出会うドラゴン狂ギルマス・エルランドまで、旅が一気ににぎやかになる巻です。
コミカル要素強めの中に、神々の思惑が動き出す気配もあり、次巻へのつながりも濃い1冊。
→第7巻レビューはこちら
第8巻
第8巻では、男神コンビの登場によって新たな加護が仲間に付与され、ついにアースドラゴンの解体と“念願のドラゴン肉”の実食が実現します。
久々のアイアンウィルとの再会や、ドランのダンジョン攻略、最下層ベヒモス戦など見どころの多い巻です。詳しい展開はこちら(→第8巻レビュー)で紹介しています。
→第8巻レビューはこちら
第9巻
ドランのダンジョン攻略を終えたムコーダ一行は、日常の中で新しい出会いや、ネットスーパー強化といった“静かに世界が広がる瞬間”を迎えます。
スイ特製エリクサーの誕生や、兄妹との心温まる交流など、ほっこり感が詰まった9巻。
旅の次なる舞台・海の街ベルリアンへ向かう前の、小さな転換点とも言える一冊です。
→第9巻レビューはこちら
こんな人におすすめ
- 異世界系が好きだけどバトルより日常系が好きな人
- グルメ系、飯テロ系が好きな人
- 料理×ファンタジーの組み合わせに惹かれる人
まとめ
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』は、グルメ・癒し・ファンタジーが絶妙なバランスで融合した、異世界作品の新しい形。
戦わなくても、世界は面白い。
そんな優しい異世界を、あなたも一度味わってみてはいかがでしょう?
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