異世界のんびり農家 5巻レビュー|武闘会の決着と3つの新村建設ラッシュ!

異世界で生きる物語
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『異世界のんびり農家』第5巻では、武闘会・騎士の部がついに決着!

優勝者はまさかの“あの子”?さらに200人超の移住者を迎え、新たに3つの村を建設!

異種族との文化摩擦や誤解も描かれ、スローライフの中にドラマが加速する注目巻。

武闘会・騎士の部、ついに決着!

『異世界のんびり農家』第5巻(第76話〜102話)は、前巻から続く「武闘会」の決着からスタートします。

76〜80話では騎士の部の2回戦・準決勝・決勝がテンポよく進行。 マクラはその圧倒的な強さで、決勝でティアを破り優勝。試合はほとんどが1コマで終わるほどの圧勝ぶりでした。

81話では表彰式と宴会が行われ、武闘会は無事終了。82〜84話では後片付けや反省会も描かれ、祭りの締めくくりとして丁寧な描写が続きます。

85〜86話では「祭りらしい食べ物が少なかった」という反省から、綿菓子作りが始まり、村の食文化も少しずつ広がっていきました。

一気に3つの新村建設へ!

87話からは新たな村づくりフェーズへ突入。 火楽たちは準備を終え、ビーゼルやドライムの協力を得て、移住者募集を開始。なんと合計で200名以上の希望者が集まります。

一ノ村:既存の新村(仮)

二ノ村:ミノタウロス72名(代表:ゴードン)

三ノ村:ケンタウロス104名(代表:グルーワルド)

四ノ村:ニュニュダフネ40名(代表:イグ)

三つの異なる種族が、それぞれの生活様式に応じて村を割り当てられ、村のスケールが一気に広がっていきます。

移住者たちの個性と課題

ミノタウロスたちは体格が大きく、既存の住宅に住めないという問題が浮上。巨人族との交渉で解決を図ります。

ケンタウロスたちは魔王国からの派遣で、内部にも派閥がある様子。しかし、文官娘・ラッシャーシが上位の地位にあり、全員が従う形となって調和が保たれました。

ニュニュダフネたちは植物に近い種族。普段は切り株の姿で生活し、住居も不要。食料もほとんど必要としないという超省エネライフを送っています。

99話では「服を着る」文化がないため、ルールを設けて着用義務を伝えるという文化摩擦も発生。

村の役に立てなければ…という不安

100〜101話ではミノタウロスたちの過去が明かされます。かつては養蚕で暮らしていましたが、欲深い領主に搾取され、村を捨てることに。

その経験から「今度こそ役に立たなければ」との強迫観念が強く、火楽に“女性を差し出そうとする”というズレた行動も起こしてしまいます。ケンタウロスたちも似たような発想をしており、異文化交流の難しさが浮き彫りに。

村づくりの拡張は続く

102話では新たな移住者たちに仕事を割り振る場面が描かれ、各村が機能し始める兆しが見えてきます。

一気に人数が増えたことで冬に向けた食料備蓄も急務となり、シャシャートや他村との交易が進められました。

5巻の見どころまとめ

  • 武闘会の熱戦とマクラの圧勝劇
  • 3つの種族の移住で村が一気に拡張
  • 文化の違いや誤解によるすれ違い描写
  • 水車や綿菓子など、異世界生活の小さな進歩

スローライフだけでなく、拡大していく社会との接点や、異文化交流の面白さも加わった『異世界のんびり農家』第5巻。

次巻では、新たな村人たちとの日常がさらに深掘りされていくことでしょう。