女神にギフトをもらえず、不毛の「死の大地」に追放された第三王子テオドルフ。
しかし彼には、あらゆる物を自動で創り出す“自動製作スキル”があった――。
領地をゼロからクラフトし、露天風呂・畑・ゴーレムまで!?
異世界×クラフト×スローライフが融合した、のんびり最強開拓譚『追放された転生王子』1巻を徹底レビューします!
1巻あらすじ:死の大地から始まる、快適すぎる異世界生活


追放された転生王子、『自動製作』スキルで領地を爆速で開拓し最強の村を作ってしまうー最強クラフトスキルで始める、楽々領地開拓スローライフー 1巻
[著]熊乃げん骨 : ダイチ : 転

女神から“ギフト”を授からなかったことで、死の大地へと追放された第三王子・テオドルフ。
誰もが「生き残れない」と思う不毛の土地で、彼はあるスキルを発動させる。
それは――『自動製作(オートクラフト)』!
家、井戸、風呂……なんでも全自動で作れる超万能スキル!
死の大地を豊かな村へと変えていく、異世界クラフト×領地開拓のスローライフ開幕!
1巻の見どころ:生活が“便利になる快感”がすごい!
本作の最大の魅力は、「ゼロから始める快適生活」のテンポ感。
1巻では第1〜7話が収録されており、以下の展開が描かれます。
- 家の建築からスタート(1話)
- 神金属で作った農具で畑を開拓(2話)
- 井戸・ゴーレム・露天風呂まで爆速で設置(3〜4話)
- フェンリル登場やゴブリン討伐の兆し(5〜7話)
2〜4話の「便利が加速していく工程」は読んでいて非常に心地よく、クラフトやスローライフ系が好きな人にはたまらないパート。
逆に、5話以降はバトルや村人との関係性イベントも始まり、「平穏なクラフト路線から脱線しそう?」という流れも。
1巻に登場する主なキャラ
- テオドルフ:ギフトなしと見なされ追放された元王子。中身は社畜転生者。
- レイラ:忠実で有能な美人メイド。クラフト生活の癒し担当。
- ニルス:兄。嫌味全開の嫌なやつ枠。
- ウェスタ(女神):なぜかやたら推し活してくる神。神金属まで支援してくれる。
- ルーナ(フェンリル):狼形態&人型のモフモフ。今後レギュラー入りしそう。
- アイシャ:モア村から来た少女。2巻以降のキーパーソン。
- ゴーム:クラフト産ゴーレム。感情アリのレア種。
1巻感想:クラフトスローライフ好きならドンピシャ!
1巻はとにかくテンポが良く、生活基盤がどんどん整っていくのが気持ちいい。
特に畑の収穫→井戸→露天風呂の流れはスローライフ系の醍醐味そのもの。
一方で、5話以降の村人やバトル要素は少し脱線気味にも感じました。「ひたすら生活を充実させる系」が好きな読者には気になるかも?
とはいえ、話が広がるのは物語として必要な展開でもあり、キャラが増えることでハーレム・もふもふ・バトルといった要素も入ってくるので、長期的に見ればいい味付けになりそうです。
1巻はこんな人におすすめ
- 異世界×クラフト×スローライフの組み合わせが好きな人
- 領地経営系や追放からの成り上がり展開が刺さる人
- 「無双系」だけど平和な流れがメインな作品を探している人
まとめ
追放からの成り上がり、のんびり生活、だけどちゃんと開拓も進む。
畑や井戸、露天風呂にゴーレム…スキル頼みの爆速開拓がとにかく楽しい!
スローライフ好きはもちろん、ちょっと変わったクラフト系異世界モノが読みたい人にピッタリの1冊です。