ヤンデレ殺し!!第9話ネタバレ感想|甘い旅行のはずが…4人の思惑が交錯する揺らぎの回【TLマンガ】

大人向け恋愛マンガ
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恋人同士としてようやく穏やかな時間を手に入れた紗雪と眞人。

海辺で寄り添うふたりの姿は、まるで「ここから始まる恋」のように優しくて、柔らかくて——。
けれどその裏で、彼らの周囲にいる人たちの心は静かに波立っていきます。

“守りたい” と “奪いたい” は、ほんの一歩の差。
第9話は、その境界線がいよいよ滲み始める回です。

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あらすじ(ネタバレ最小)

紗雪と眞人、そして紗雪の妹・涼夏と“彼氏として同行する”高屋の4人で旅行先へ。

波の音に包まれながら、紗雪と眞人は甘い時間を過ごすものの、涼夏と高屋には別の思惑が。

互いを大切にしたい気持ちが、少しずつ形を変えていく——。

第9話の見どころ

寄り添えば寄り添うほど、胸の奥に沈んでいた「不安」や「疑念」もまた姿を見せはじめるもの。

第9話は、甘い恋の余韻の中に、静かに波紋が広がっていく回です。

誰かを大切にしようとする気持ちが、時に別の誰かを傷つけてしまう——そんな“恋の影”が丁寧に描かれています。

恋人としての「甘さ」と、「守りたい」という決意

海辺では、紗雪と眞人が触れ合う距離感まで自然に縮まっているのが印象的。

眞人は紗雪の笑顔を見るたびに、「この幸せを壊したくない」と静かに願っている。

その思いはとても純粋。でも、その純粋さが危うさと背中合わせなのは、読者なら知っているはず。

涼夏の「守る」は、救いか、束縛か

涼夏は眞人を「危険な相手」と断定し、紗雪を守るためと信じて行動している。
その行動は、姉思いで優しいはずなのに、どこか切実で必死すぎて、胸が少し苦しくなる。

家族だからこそ、信じたい。
でも家族だからこそ、見えるものがある。

涼夏は「愛と恐れ」を同時に抱えているのだと思います。

高屋が気づいた、眞人の“本当の顔”

高屋は最初こそ涼夏に協力することに戸惑いを感じていた。

しかしホテルでの静かな対峙の中、眞人の言葉に触れてしまう。

「余計なことはするな。」

その一言には、愛情とも執着ともつかない圧があった。

ここで高屋は、涼夏が言っていた眞人はヤバい奴。という意味に気付いてしまう瞬間が見どころ。

読後の感想・考察

半ば涼夏に強引に連れてこられたような高屋。

眞人のことは、見た目や雰囲気からまともな大人という印象だったと思うが、実際に話してみてヤンデレ臭を嗅ぎ取った模様。

涼夏と同様「こんな男に紗雪を任せておけない。」と自主的に行動を起こすのかに注目ですね。

眞人も恋のライバルさえいなければ普通にいい男なのですが、高屋が参戦してきて波乱の予感・・・

まとめ

  • 眞人と涼夏の仲を取り持ちたい紗雪
  • 涼夏に認めてもらいたい眞人。
  • 紗雪から眞人を引きはがしたい涼夏。

この旅行では3者にそれぞれ思う所があったと思いますが、ここに高屋参戦で次話も物語が大きく揺れそうです。

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