『サウナより熱く、桃より甘い。』第2話は、年下後輩との距離を“偶然”にしておけなくなった先輩が、自分の意志で一歩踏み出す夜を描いた、大人の恋愛TLマンガ。
静かで、でも確かに熱を帯びた展開が心に残ります。
あらすじ
「先輩って男知らないんですね」
図星を突かれた桃乃は、菊生の言葉を振り切るようにサウナ店を後にしてしまう。
ところが帰り道、偶然目にしたのは、酔っ払いに絡まれている菊生の姿。
迷いながらも仲裁に入った桃乃は、再び彼と向き合うことになる。
逃げたはずの距離は、思っていたよりも近かった――
その夜、二人は静かに“次の段階”へ進んでいく。
第2話の見どころ
第2話の見どころは、刺激的な出来事そのものではなく、桃乃の「選択」がはっきり描かれている点にあります。
逃げたあとに“戻ってくる”という選択
図星を突かれ、逃げるように立ち去った桃乃。
それでも、菊生を見捨てず仲裁に入る姿からは、自分でも気づいていなかった想いがにじみ出ています。
「何もしない」という選択もできたはずなのに、
そうしなかった――この一点が、第2話の核になっているように思う。
反省はする。でも、引かない――年下後輩のしたたかさ
菊生は、1話の勢いをそのまま引きずらない。
一人になった場面で見せる反省の独白からは、相手の気持ちをちゃんと考えている様子が伝わります。
ただし彼は、そこで完全に引いてしまうタイプではありません。
桃乃と再び言葉を交わし、空気を確かめ、
「これは行ける」と判断した瞬間には、迷わず距離を詰めてくる。
自宅に連れ込む強引さは見どころです。
「この人を選ぶ」という静かな決定打
第2話終盤で描かれるのは、桃乃が“雰囲気”ではなく“人”を選ぶ瞬間。
刺激的な要素よりも、信頼できる相手に身を預ける安心感が丁寧に表現されており、大人の恋愛TLマンガらしい落ち着いた色気があります。
名言・印象的なセリフ
「東條くんの手がいい」
派手ではない一言ですが、このセリフに桃乃の本音と覚悟がすべて詰まっています。
おもちゃを使われるのが恥ずかしいという気持ちもあったのかもしれませんが、それを聞いた菊生の反応も含め、非常に印象的な場面です。
読後の感想・考察
第2話は、「関係が進んだ話」というより、「心が追いついた話」だと感じました。
アラサーになると、勢いだけでは動けないし、後悔も想像できてしまう。
それでも「知りたい」「確かめたい」と思えたとき、人は一歩踏み出すのだと思います。
桃乃の選択には、若さではなく“大人だからこその決意”があり、そこに共感を覚えました。
まとめ
『サウナより熱く、桃より甘い。』第2話は、偶然始まった関係が、意志ある恋へと変わる重要な転換点。
派手さよりも、感情の積み重ねを丁寧に描いた回で、大人の恋愛TLマンガとしての魅力が一段深まっています。
この先の展開を追いたくなる、そんな余韻を残す第2話でした。


