『無限ガチャ』全巻まとめレビュー|1〜最新巻のあらすじ・見どころ・感想ガイド

異世界で生きる物語
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裏切り、奈落、覚醒──。
“無能”と呼ばれた少年が、最下層で無限の力を手に入れる。

絶望の底から這い上がる異世界リベンジ譚『無限ガチャ』。

本記事では、第1巻から最新巻までのあらすじ・見どころ・感想をまとめ、復讐と成長、そして「仲間との絆」が描かれるシリーズの魅力を徹底解説します。

  1. 作品基本情報
    1. 物語の全体像
  2. 各巻レビューガイド(1~最新巻まで)
    1. 第1巻:「無能」から最強へ──奈落で覚醒した少年が放つ、静かなるざまぁの幕開け
    2. 第2巻:“復讐の静寂”──最下層の英雄が仲間と共に再び動き出す
    3. 第3巻:怒りの覚醒──仲間を奪われた最強が放つ、無慈悲な制裁
    4. 第4巻:策略の巨塔──復讐者が策士へと変貌する
    5. 第5巻:奈落VS白の騎士団──圧倒的実力差が描く“空しい勝利”
    6. 第6巻:仮面の下の覚醒──最強同士の激突がもたらす、圧倒と笑撃の一幕
    7. 第7巻:復讐の終焉と異界の胎動──静かなる幕引きと不穏な幕開け
    8. 第8巻:過去と向き合う復讐者──心の再起と次なる脅威への布石
    9. 第9巻:復讐の果てに──魂の救済と人間性の回復
    10. 第10巻:奈落の3年間──絶望から王へ、ライト覚醒の原点
    11. 第11巻:絆と戦略が交錯──ライトの復讐が世界規模へ
    12. 第12巻:未知の遺跡で広がる壮大な世界
    13. 第13巻:奈落最強・ナズナの本気戦闘
    14. 第14巻:ドワーフ王国での遺跡探索と黒幕の存在が浮かび上がる物語の転換点
    15. 第15巻:ナーノ編完結と新たな勢力の登場で世界規模の戦いへ
    16. 第16巻:戦争前の平穏と仲間たちの日常
    17. 第17巻:新戦力オルカとカオスの加入
    18. 第18巻:獣人連合国、策も虚しく手のひら返し
  3. シリーズを通して感じる魅力
    1. “復讐譚”にとどまらない、人間ドラマの深さ
    2. 圧倒的な世界構築力
  4. こんな人におすすめ
  5. まとめ

作品基本情報

タイトル信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!
原作/作画明鏡シスイ/大前貴史
出版社 / 掲載誌(サイト)講談社/マガジンポケット
ジャンル異世界、復讐、ざまぁ、主人公最強
巻数既刊18巻
アニメ・映画展開2025年10月よりアニメ化

物語の全体像

9種族からなる「種族の集い」を追放された主人公ライトが、“無限ガチャ”で得た仲間やアイテムを武器に、元パーティメンバーやその種族に復讐していく物語。

復讐をしていく過程で、9種族をはるかに超越した神のような存在がいることが徐々に明らかに。

やがてライトは、単なる復讐者ではなく、世界の理そのものに挑む存在へと進化していく・・・

各巻レビューガイド(1~最新巻まで)

なるべくネタバレしないように遠回しな表現をしています。

ただ、各巻レビューページでは結構ネタバレしているかも。気になる内容の巻があれば、あわせてレビュー記事もご覧ください。

第1巻:「無能」から最強へ──奈落で覚醒した少年が放つ、静かなるざまぁの幕開け

裏切り、奈落、覚醒──。
“無能”と呼ばれた少年が、最下層で無限の力を手に入れる。

絶望の底で得たのは、仲間と、圧倒的な力。そして始まる、静かなるざまぁの物語

チート開眼から最初の復讐が炸裂する、シリーズ屈指の快感スタート巻!

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第2巻:“復讐の静寂”──最下層の英雄が仲間と共に再び動き出す

裏切りの痛みを胸に、“ダーク”として新たな道を歩み始めたライト。
復讐を急がず、今は静かに力を蓄える時──。

冒険者として出会う仲間たち、芽生える情、そして忍び寄る新たな陰謀。“奈落の英雄”が見つめるのは、復讐のその先か、それとも再びの絶望か。

笑いと不穏が交錯する、静と動の狭間を描く助走の第2巻!

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第3巻:怒りの覚醒──仲間を奪われた最強が放つ、無慈悲な制裁

仲間を失い、怒りが静かに燃え上がる。瀕死のミヤが転移で戻った瞬間、ダークの心は“復讐”だけでなく“誇り”のために動き出す。

冒険者殺しのカイトとヤナークに下される、容赦なき裁き。血と涙の果てに残ったのは、仲間への想いと、抗えぬ運命への覚悟。

“復讐者”から“人種の英雄”へ──ダークの進化が刻まれる、怒りと決意の第3巻。

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第4巻:策略の巨塔──復讐者が策士へと変貌する

怒りを沈め、理で敵を狩る──。
ライト(ダーク)は復讐者から“策士”へと進化し、サーシャと白の騎士団を同時に葬る「巨塔計画」を始動。

奈落の仲間たちを再び結集させ、すべてを掌で転がすように計画を進める。一方で、ライトの生存を知ったサーシャは、恐怖と後悔の狭間でもがき始める。

“感情の復讐”から“戦略の復讐”へ──。
静かに、しかし確実に地獄の幕が上がる、策略の第4巻!

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第5巻:奈落VS白の騎士団──圧倒的実力差が描く“空しい勝利”

第5巻では、奈落と白の騎士団の全面対決が開幕。

メラ、アイスヒート、スズ、ジャックらがそれぞれ戦いに挑むが、結果は奈落側の圧勝。戦いというより“実力測定”に近く、圧倒的な力の差がかえって空虚さを際立たせる。

ジャックの「俺様はレベル7777だ」という豪快な名乗りや、スズの激情など、キャラの個性も全開。

“命を奪わぬ戦い”を通して、立場や信念、人間の業が静かに浮かび上がる。
奈落の脅威が明確化し、物語が一段深い段階へと進む巻。

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第6巻:仮面の下の覚醒──最強同士の激突がもたらす、圧倒と笑撃の一幕

第6巻では、ついにライトの復讐が本格始動。

ナズナVS白の騎士団最強・ハーディーの戦いでは、奈落最強の実力が証明され、圧倒的すぎる展開がギャグに変わるほどのインパクトを残す。

一方、ライトは仮面を外してサーシャと直接対峙。《神葬グングニール》の解放により、物語は新たなステージへ。

ナズナの無邪気さ、ハーディーの誇り、そして「絶望をプレゼントしよう」というライトの静かな宣告――“ざまぁ”と“コメディ”が絶妙に噛み合う、シリーズ屈指の転換点となる巻。

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第7巻:復讐の終焉と異界の胎動──静かなる幕引きと不穏な幕開け

第7巻では、サーシャへの復讐がついに完了し、エルフ女王国が崩壊。
ライトは自身の手を下さず、エリーに裁きを任せる冷徹さを見せ、復讐劇は静かに幕を下ろす。

一方で、ダークエルフ研究者シオンと異界存在ソウルドラゴンの出会い、ライトが妹・ユメの幻影を見る描写など、不穏な伏線が次々と提示される。

本巻を境に物語は「怒り」から「異界の脅威」へと軸を移し、シリーズのスケールは一段拡大。
復讐の炎が鎮まる中、静かに、しかし確実に世界を覆い始める“異界の闇”が迫る巻。

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第8巻:過去と向き合う復讐者──心の再起と次なる脅威への布石

第8巻では、ライトが幻影や出会いを通じて過去と向き合い、復讐者としての覚悟を再確認する。

妹ユメを思わせる少女モモとの出会いや、モモの村を滅ぼしたユド一行との戦闘、堕ちたスフィンクスによる幻影の試練が描かれ、ライトの人間らしさと冷徹さが対比的に際立つ。

カード保管庫でのソウルドラゴン戦準備や、最下層でのシオン・ソウルドラゴン登場が次巻への大きな布石となり、物語のスケールはさらに拡大。
戦闘の熱と心の情感が交差する、“ライトの内面と使命を描く再起の巻”。

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第9巻:復讐の果てに──魂の救済と人間性の回復

第9巻で、シオン編、ソウルドラゴン編が大体完結。

約1億の魂で構成されたソウルドラゴンとの壮絶な戦いでは、9999万9999枚の浄化カードを駆使し、敵の魂を救いながら浄化。

さらに地獄門で、感情を持たなかったシオンに“痛みと恐怖”を体験させ、復讐者だったライトの内面には人間らしさが戻る。

両親との再会や神葬グングニールの使用を通じ、魂と命の尊厳が描かれる、圧倒的スケールと静かな感動が交差する“浄化の巻”。

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第10巻:奈落の3年間──絶望から王へ、ライト覚醒の原点

第10巻では、封印されていた“奈落の3年間”の真実が明かされる。

レベル15の無力な少年だったライトが、極限環境でメイと共に生き延び、独自の“裏技的レベリング”で力を蓄え、“奈落の王”となる覚醒の一歩を踏み出す過程が描かれる。

メイの策略と献身、ライトの復讐心が融合し、無限ガチャ支配者誕生への序章が始まる。
絶望の底で培われた生存知略と人間性、怪物性の両面が交錯するシリーズ屈指の過去編で、ライトとメイの絆の原点を描く必読巻。

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第11巻:絆と戦略が交錯──ライトの復讐が世界規模へ

第11巻では、ライトが妹ユメと感動の再会を果たし、冷酷な復讐者としての内面に人間らしい温もりが戻る。

人種王国の第一王女リリスとの出会いにより、個人的な復讐は種族間の均衡を揺るがす戦いへと拡張。

エリーはダークエルフ上層部を一瞬で粛清し、奈落の圧倒的力を示す。アオユキやナズナとの交流を通じ、奈落にも確かな“絆”が描かれ、物語は感情面でも大きく動き出す。

家族の絆と冷徹な戦略が交錯する、次章・ドワーフ種編への布石となる転換巻。

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第12巻:未知の遺跡で広がる壮大な世界

『無限ガチャ』第12巻では、ライトたちが未知の遺跡へと足を踏み入れ、物語のスケールが一気に拡大。

広大な草原や森、そしてその下に広がる驚異の地下世界――常識を超えた空間の全貌が明らかに。無限に復活するストーンゴーレムとの戦いでは、遺跡そのものが“敵”である可能性が浮上し、ライトの冷静な分析とメラの探査能力が光る。

また、ドワーフ王やダガンのコミカルな研究姿勢や、ナーノが手に入れた禁忌の本など、笑いと謎が同時に押し寄せる展開に。探索の醍醐味とシリーズ全体に関わる伏線が詰まった一冊です。

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第13巻:奈落最強・ナズナの本気戦闘

『無限ガチャ』第13巻では、ライトたちが神の領域ともいえる未知の遺跡に挑み、スケールも戦闘も桁違いの展開が描かれます。

海そのものが敵となる規格外の階層で、海水スライムとの激戦や神話級兵器“蛇擬き”との死闘が繰り広げられ、ナズナは神話級武器「プロメテウス」を解放して初の本気戦闘を披露。

ライトの冷静な分析と指揮、ドワーフ王たちのコミカルな興奮、さらにカヴァーやナーノの暗躍と、笑いと緊張、伏線が同時に押し寄せます。シリーズ屈指の神話級バトルで物語が新たな領域へ踏み込み、ナズナの真の力が明らかになる一冊です。

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第14巻:ドワーフ王国での遺跡探索と黒幕の存在が浮かび上がる物語の転換点

『無限ガチャ』第14巻では、ドワーフ王国の遺跡探索を通じて、仲間と知恵で困難を乗り越える力と、真の敵の輪郭が見え始めます。

古代の宝物庫を発見し王ダガンとの信頼を深めるライトですが、その裏でナーノの暴走が表面化。復讐を果たした直後、カヴァーが乱入し、黒幕の存在が明らかになります。

ライトの冷静な行動、ダガンの厚い信頼、ナーノの破滅、そしてカヴァーの謎めいた目的が交錯。復讐劇から黒幕との対峙へと物語が進化し、シリーズ全体の核心に迫るターニングポイントとなる一冊です。

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第15巻:ナーノ編完結と新たな勢力の登場で世界規模の戦いへ

『無限ガチャ』第15巻では、ナーノとの復讐が遂に完了し、ライトの物語が個人的な戦いから世界規模の闘いへとシフトします。

カヴァーとの死闘で“世界ヲ喰ラウ”の力が解放され、ドワーフ編が一区切りを迎える一方、竜人帝国内で六人のマスターや獣人連合国が登場し、物語は新章へ。

ライトの冷徹な決断やナーノの末路、エリーの地位確立、カヴァーとヒソミの正体の判明など、各キャラクターの動きも鮮明に描かれます。復讐劇の完結と同時に、種族や国家を巻き込む壮大な戦いの序章が幕を開ける一冊です。

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第16巻:戦争前の平穏と仲間たちの日常

『無限ガチャ』第16巻では、戦争の影が迫る中、仲間たちの日常と成長が描かれます。

マスターの策略で獣人連合国が巨塔へ進軍を決める一方、再登場した兄妹・エリオとミヤのもとに新キャラ・クオーネが絡み、友情や波乱のドラマが展開。ミヤは守られる立場から守る立場へ成長し、エリオは妹を守る決意を固める。

ライトは巨塔の主として戦の気配を察知し、フェイは戦乱の火種を撒く。戦争前夜の静けさと個々の成長が交錯し、過去キャラ再登場と新キャラ投入でシリーズ全体の厚みを増す、助走と準備の巻です。

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第17巻:新戦力オルカとカオスの加入

『無限ガチャ』第17巻では、開戦前夜の準備として仲間たちの信頼と結束が描かれます。ライトは新戦力オルカとカオスを迎え入れ、拳で語り合うことで信頼を勝ち取る一幕も。

ナズナの勅命をめぐるフォーナインとのやり取りや、カオスVSナズナの爆笑シーンなど、緊張と緩和が絶妙に交錯します。

エリーたちは奴隷化された人種を救出し、奈落は個の集団から組織へ進化。戦力が整い、仲間の絆と覚悟が明確になった、シリーズ中盤の大きな転換点となる一冊です。

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第18巻:獣人連合国、策も虚しく手のひら返し

第18巻では巨塔側と獣人連合国の衝突が描かれます。

圧倒的戦力差を前に、獣人連合国は様々な策略で対抗するも、巨塔の魔女エリーとライトの前に完敗。

戦いの最中、ミヤは偶然にも“聖女”として祭られ、クオーネや仲間たちとの再会で笑いと感動も生まれる。双血のマガタマや神話級ナイフなど禁忌の力が飛び交う中、ライトたちは冷静に敵を制し、復讐と正義を貫く戦局が描かれる巻。

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シリーズを通して感じる魅力

『無限ガチャ』シリーズを通して最も印象的なのは、圧倒的なスケール感です。

謎と伏線、爆笑と緊迫、個人的復讐から世界規模の闘いまで、あらゆる要素がバランスよく積み重なっていてシリーズ全体を通しての大きな魅力に思います。

“復讐譚”にとどまらない、人間ドラマの深さ

『無限ガチャ』は、ライトの復讐劇を軸に進む物語でありながら、その枠に収まらない深い人間ドラマが魅力です。

単なる「復讐の成功・失敗」ではなく、仲間との信頼、家族や過去の絆、個々の成長と選択が物語に重層的な厚みを与えている点が魅力。

圧倒的な世界構築力

『無限ガチャ』のもう一つの大きな魅力は、その圧倒的な世界構築力にあります。遺跡や古代文明、神話級兵器、各国や種族の複雑な政治・文化まで、緻密に作り込まれた舞台設定が物語に広がりと深みを与えています。

ライトたちの冒険は単なる戦闘や探索に留まらず、世界の理や摂理に迫る規模へと進展し、読者は常に新たな発見や驚きに触れることができる点が、シリーズ最大の魅力の一つです。

こんな人におすすめ

  • 復讐系・成り上がり系の物語が好きな人
  • 仲間との絆やリーダーシップの描写が好きな人
  • スケールの大きな異世界ファンタジーを長く楽しみたい人
  • バトル・政治・神話要素が複合する重厚ストーリーを求める人

まとめ

『無限ガチャ』は、復讐譚という軸を持ちながらも、単なる戦いの物語にとどまらない深い人間ドラマが魅力です。

仲間との信頼や絆の変化、個々の成長、そして拳で語り合う瞬間や互いを守るための決断など、心で繋がる関係性が物語に熱と厚みを与えています。

復讐、戦い、笑い、友情、成長──あらゆる要素が絶妙に絡み合い、読者を飽きさせないシリーズ全体の完成度は圧巻だと思います。

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